米イーベイで自動売買ツールの使用禁止へ

2007年01月31日 06:30

アメリカ最大手のネットオークションサイトの【ebay】では1月29日、全自動・半自動によるオークションの売買指定ツールの使用を禁止する方針を明らかにした(【発表ページ:Policy Clarification: Auction Extensions Prohibited】)

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リリースによると今回禁止されたツールは、全自動で売買が出来るツールの他に、間接的に利用者が入力をサポートする半自動のツールも含まれる。禁止した理由としてebay側では、「自動・手動に関わらずこのようなツールが使われることで、正常なオークション上のやり取りが阻害されることになる。例えばこのツールの利用によって、オークションの締め切り間近の期間における、白熱した入札の楽しみが奪われることになる(Auction extensions, whether automatic or manual, disrupt normal bidding patterns and create a negative buyer experience. For instance, buyers who enjoy bidding in the last moments of an auction are unfairly disrupted when listings are inappropriately extended.)」としている。要は「オークションの醍醐味を楽しんでもらうため、人間らしい売買をしてね」ということになる。

日本ではオークションサイトというと【ヤフーオークション】が頭に思い浮かぶ。ヤフーオークションで自動入札プログラムのたぐいが禁止されているという話は耳にしたことがないが、実際にそのようなソフトの利用が一部で行われており、「本来人同士の間で繰り広げられ白熱する駆け引きが出来なくなる」という印象は否定できない。また、例えば通販サイトの『アマゾン・ジャパン』でも(これはオークションではないが)人気商品が入荷した直後に自動購入プログラムであっというまに買い占められてしまい、普通の人が買えないという状況にはよく遭遇する。例えば『Wii』が入荷した1分後には品切れになってしまうという有様だ。

今回ebayが導入した措置は理にかなったものであるといえる。今後他の関連サイトなどに同様の動きが広まるかどうか、注目したいところだ。

(最終更新:2013/09/13)

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