世界に知られたウォークマンの瞑想サル初代チョロ松、天に召される
2007年01月15日 06:00
[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]などが報じたところによると、1987年に【ソニー(6758)】の携帯テープレコーダーのテレビコマーシャルに「瞑想するサル」として出演し、日本だけでなく世界中で話題となったオスのニホンザル「初代チョロ松」が1月14日、老衰で亡くなった。29歳。人間なら約100歳にあたり、大往生とのこと。本日1月15日、晩年をすごしたという【阿蘇猿まわし劇場】で弔われるという。
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初代チョロ松は【周防猿まわしの会】に所属。東京・代々木公園で大道芸をしていたところをスカウトされ、あのソニーのテレビCMに出演した。新商品のソニーのウォークマンを手にして、まるでききほれているかのようにうっとりとした表情で音楽を聴くありさまが、「進化した人間を連想させるたたずまい」と言われ、当時の話題をかっさらう。CM大賞・最優秀スポット賞を受賞し、日本だけでなく世界で注目を集めた。
チョロ松はテレビ出演のあとも全国を公演していたが1990年には現役を引退している。
周防猿まわしの会などから飛べる【阿蘇歳時記】には、長年チョロ松と芸をした村崎五郎氏のメッセージも寄せられている。いわく、「本当にありがとう、お疲れ様。」「天国で沢山のお猿さんの仲間達と楽しんで下さい。人間五郎は芸の発展、飛躍の為、チョロ松から教わったことこれから出会う沢山のお猿さんから学んでチョロ松の分も精進して頑張って行きます」とコメントしている。
なお現在「チョロ松」は三代目が現役活躍中。ニ代目も河口湖劇場で余生を過ごしているという。
ある意味、ウォークマンを世界に広めるの貢献したという意味では人間よりも活躍したかもしれないサル、初代チョロ松。謹んで哀悼の意を表したい。
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