国土地理院では1997年から毎年このような特設ページを開設している。干支と地名を絡めて紹介し、身近なところにある「干支な地名」を知ってもらうことで、日本国土の再認識と、地図などに親しみを持って欲しいという思惑があるようだ。確かに今年の場合なら、「そういや今年は干支がイノシシだけど、近所に亥って付く場所ってあったっけ？」と、ふと思ってしまうもの。「なんとなく」「ふと気まぐれに」思うその気軽さの中から、改めて身近さと大切さを知ることになるのだろう。

「国土地理院版特設ページ」シンプルな画面構成。

国土地理院版では「2007メートルの高さを持つ山」の他、「亥・猪の名前がつく」山や島、池・湖・川、滝や湾など自然地名、行政名・居住地名などが一覧で掲載されている。一方国土地理院の電子版ともいえる【電子国土のページでは電子国土のサービスと連動して同様のサービス】を行っている。ビジュアル的には「電子国土版」の方が分かりやすいかもしれない。

遠出が出来ずに正月はずっとコタツとお友達という人も、せめてネット上で「干支めぐり」をしてみてはどうだろうか。おつな気分を楽しめることだろう。