mixiのミクシィ(2121)、「mixi動画」で動画投稿サービスに参入
2007年01月30日 20:10
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)【mixi】を管理運営している【ミクシィ(2121)】は1月30日、mixi内で動画共有サービスを提供する「mixi動画」を2月5日からスタートすると発表した(【発表リリース】)。
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リリースによると「mixi動画」では動画のアルバム以外に既存コンテンツである日記への引用、動画タグ機能を用いた動画の整理、さらには携帯電話で撮影した動画の投稿も可能にする。投稿できる動画ファイルはaviやmovのほかmpeg、wmv、3gp形式が使え、1ファイルは最大5分・50メガバイトまで。一人あたり500MBを上限とする。すべてのmixiユーザーが閲覧可能だが、投稿を行えるのは有料会員のプレミアムユーザーのみ。また、動画の閲覧可能範囲を限定し、自分の知人のみ(「友人まで」など)とし、クローズドな仲間内での動画の披露も可能とする。
ミクシィ側では今回の「mixi動画」の導入により、「今までのテキストと静止画像以外に
動画を媒介としたリッチな交流が可能になるため、mixi上の交流が一層活発になると考えています」とコメントしている。
ミクシィ側ではカバーできる投稿メディアを動画にまで拡大することでユーザーのメリットを増やし、利用者間のコミュニケーションを盛り上げる手助けをし、サイトの活性化やアクセス数の増大、そしてそこから連なる形での広告収入の増加を見込んでいる。投稿が有料会員のみというポイントや先日【SNS「mixi」、ユーザー数800万人突破と発表】でも報じた「モバイルユーザーのニーズの高まり」に合わせ当初から携帯電話での投稿も可能にした点に、ミクシィ側の戦略がうかがえる。
動画投稿サイトといえば【YouTube】があまりにも有名で、日本国内外で彼に続けとばかりにさまざまな動画投稿サイトがオープンし覇権を争っている。投稿媒体として文章、静止画・写真と来て次にくるのは当然動画ということもあり、自然な流れといえよう。その一方、動画投稿サイトでは静止画や文章以上に倫理観や著作権の問題が懸念されている。著作権の管理をいかに厳密に行えるか、今後これまで以上に管理体制の強化が求められることだろう。
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