子どもの足取りを衛星で監視・GPSで安全を守る新サービスをKDDI(9433)がauでスタート

2007年01月11日 07:45

モバイルイメージ【KDDI(9433)】は1月10日、所有している子どもが危険を感じてブザーを鳴らした場合などに、その子どもの移動経路を2時間に渡って親の携帯電話に知らせるというサービス「移動経路通知」などを開始、その機能を搭載した新型携帯電話「ジュニアケータイ A5525SA」「Sweets cute」「A5523T」を1月下旬から発売すると発表した(【発表リリース】)。

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ジュニアケータイ A5525SAイメージこれは同日【NTTドコモ(9437)】【ソフトバンクモバイル(9984)】と共に発表した、【緊急通報位置通知】などを導入したもの。具体的には、子どもが何か危険を察して携帯電話の防犯ブザーを鳴らしたり、何らかの事情で電源が切れたり(切られたり)すると、親の携帯電話にGPS機能を使って現在の居場所をメールで知らせるというもの。

類似サービスは携帯電話各社がすでに行っているが、今回KDDIが発表したサービスでは子どもの居場所を1分ごとに2時間にわたって知らせ続けることで、移動経路がわかるようにしている。さらにあらかじめ設定した時間に子どもの居場所が自動的に通知するサービスも新たに開始する。

子ども向けの携帯電話「ジュニアケータイA5525SA」ではそれらの機能に加え、防犯ブザーを鳴らすとカメラが自動的に作動し撮影した写真を親の携帯電話にメールで送信する「自動写真撮影」など、子どもの安全を守る「防犯端末」としての機能が備わっている。

洋服や空気のようなものだと考えている人もいるくらいに、携帯電話は日常生活に欠かせないアイテムとして普及しつつある。子どもに対する魔の手を危惧する状況にある現在、「いつでも本人が持っている」という特性を活かし、今回発表されたような「防犯機能を充実した端末」も今後ますます機能が充実するに違いない。

これも先に【携帯業界のキーポイント・GPS機能の今後を探る】で報じたように、4月1日から3G端末に対し緊急通報時の位置情報通知機能を義務付けたことが一つの要素となっている。昨年開始されたナンバーポータビリティ、そしてこのルール導入にあわせ、今後大手携帯各社からさまざまな新機種が発売されることだろう。携帯電話の買い替えを考えている人は、これからがチャンスかもしれない。

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