ついにDSで「写経」が!? 『書き込み式「般若心経」練習帳DS』4月12日発売

2007年01月01日 12:30

写経イメージ先に【次は「DS写経」? 脳活性化には写経が一番との研究結果】で「今回の調査結果を元に、任天堂でもシリーズ番外編として「脳を鍛える大人のDS写経」を出さないだろうか。タッチペンでの写経もオツなものがあるかもしれない(苦笑)。版権が取れればまず間違いなく「脳をリラックスさせる大人のDSオセロゲーム」は出しそうだが……」と冗談交じりにコメントしたのは去年の初頭ではあったが、今年2007年の春にそれが実現することが『楽天市場のゲーム紹介ページ』などから明らかになった。該当するタイトルは【アイイーインスティテュート】の『書き込み式「般若心経」練習帳DS』。楽天市場内の説明いわく、「『般若心経』の写経と唱和を手軽に始めることができます」とのことである。

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上記楽天市場上の商品説明を読み解くと、

「脳トレ系のインターフェイス」
「利き手設定」
「ペン字と毛筆の選択が可能」
「お手本・音声のあるなしの選択」
「DSの画面を参考に実物の半紙に記入する実写モード付(音声認識機能によるページめくり機能対応)」
「般若心経クイズ・用語辞典」
「DSを閉じたまま般若心経が聴けるポータブル般若心経プレイヤー機能」


など、般若心経の分野ではいたれりつくせりな内容となっている。

事実、先の川島隆太・東北大学教授らの研究によって、認知症の改善や防止策として脳を活性化するのにもっとも効果が高いのは「写経」であることは明らかになってはいるものの、「写経」という分野の趣味のニーズにDSユーザーとマッチするところがあるのか、という疑問を投げかける人も少なくない。

その一方、【「国家の品格」「ハリー・ポッター」200万部突破・雑誌の売上減少は続き、出版物の販売は2年連続減少】にもあるように、松雄芭蕉の「奥の細道」の表記を実際に「鉛筆でなぞり書き」していくという新しいコンセプトの書籍として話題を呼んだ『えんぴつで奥の細道』が中高年齢層を中心に人気を集め、92万部を売り上げているという昨今の流行事情もある。そしてニンテンドーDSは今や若年層だけでなく老若男女すべてに受け入れられつつあるハードといえる。

この2点から考慮すると、タッチペンで「写経」が出来る今回の『書き込み式「般若心経」練習帳DS』の発売は、一般のユーザーに受け入れられることは難しいかもしれないが、意外な層の反応が得られるかもしれない。


(最終更新:2013/09/14)

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