「子どもにあげた一人当たりのお年玉最高額」ランキング一位は「5千円~1万円」、ではもらった額は……?
2007年01月03日 20:00
検索エンジンgooで行われた【子どもにあげた一人当たりのお年玉最高額ランキング】の結果発表が行われ、第一位には「5000円以上10000万円未満」がついた。
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goo ランキング |
子どもにあげた一人当たりのお年玉最高額ランキング |
1 | 5,000円以上10,000円未満 |
2 | 10,000円以上20,000円未満 |
3 | 3,000円以上5,000円未満 |
4 | 1,000円以上3,000円未満 |
5 | 500円以上1,000円未満 |
6 | 20,000円以上30,000円未満 |
7 | 500円未満 |
8 | 30,000円以上40,000円未満 |
9 | 40,000円以上50,000円未満 |
10 | 100,000円以上 |
(C) NTT Resonant Inc. All Rights Reserved. |
年末年始の帰省・Uターンラッシュの報道を見ても、「一番楽しみなのは」「一番良かったことは」という問いに対して子どもの多くが答えるのは、まさに現金なことに「お年玉」である昨今。子どもにとっては年間でもっとも臨時収入が多い季節・タイミングでもあり、「もらったお年玉で何を買おうか、貯金しようか」などと皮算用を繰り返す日々を過ごしていることだろう。一方大人にしてみれば、非常に痛い臨時支出の日々が続き、まさに頭とふところが痛いということになる。
昔なら「そんな大金危ないから貯金しておいてあげるわよ」と子どもからお年玉の大半を受け取り、自分のふところや家計に戻してしまうという話もよく聞かれたものだが、最近では子どもの金銭感覚もしっかりしており、そのような親の「計略」にはかからないという話。しっかり自分の銀行口座や郵便貯金口座に納めるのはもちろん、中には「運用」している子どもまでいると聞く。金銭に対してしっかりとした考えを持つことは良い傾向ではあるが、親にしてみればやりくりがさらに大変になる。
ましてや年々お年玉相場が上昇しているともなれば、「お年玉が痛いから今年は親戚の家に行かない!」と言い出すところも出てきているのではないだろうか。
今回発表された一人当たりのお年玉最高額ランキングでは「大人の立場」からの投票結果であり、さらにあげる対象が限定されていないこともあわせて考慮する必要がある。中には大学生や成人でも「親子の関係としての子ども」ということから、お年玉をあげる場合もあるだろうし、その場合には相場も高いものになる。
一方であげる対象が小さな子どもばかりなら第五位のような「500円から1000円」というような、少額が最高額となる可能性も十分に考えられる。むしろ第十位の「(一人あたり)10万円以上」というお年玉について、どのようなシチュエーションなのかを聞いてみたい気がする。
もっとも全体的に見てみると上位二位で5000円以上、三位にまで下げても3000円以上と、昔と比べるとずいぶん相場も上がったものだなというのが(当方の)素直な感想である。また、正月以降ネット界隈で「親戚の女の子に5000円のお年玉をあげたら、(少なすぎるので)間違いではないか、もっと小さな子どもへのお年玉と勘違いしたのでは」と文句を言われたという小話を耳にしたのもあわせ、よく表現すれば「しっかりしている」、悪くいえば「がめつくなった」という感じがしなくもない。
gooでは興味深いことに、ほぼ同時期にまったく逆の立場のアンケート、すなわち【一人から貰ったお年玉最高額ランキング】も実施している。こちらの結果は次の通りとなる。
goo ランキング |
一人から貰ったお年玉最高額ランキング |
1 | 10,000円以上20,000円未満 |
2 | 5,000円以上10,000円未満 |
3 | 20,000円以上30,000円未満 |
4 | 3,000円以上5,000円未満 |
5 | 30,000円以上40,000円未満 |
6 | 50,000円以上60,000円未満 |
7 | 1,000円以上3,000円未満 |
8 | 40,000円以上50,000円未満 |
9 | 100,000円以上 |
10 | 500円未満 |
(C) NTT Resonant Inc. All Rights Reserved. |
こちらは(絶対投票数が不明なのであくまでも割合論でしかないが)先の「あげたランキング」と比べ、多少かさ上げされているのが分かる。上位三位までをあわせると5000円以上ということからも分かるし、「あげたランキング」と比べて第四位以降を見ても高めの金額が並んでいるのが分かるだろう。
もっとも、今回のアンケートでは答える対象年齢などが記載されていない。インターネット上でアンケートに答える対象について「お年玉500円というと恐らく幼稚園前後が想定される。そのような子どもたちがインターネットにアクセスして、『自分はお年玉に500円をもらいました』とアンケートに答えるだろうか」ということなど、ある程度多額のお年玉をもらう(=年齢が高い)層が答えることを想定すれば、このような「あげた最高額」<「もらった最高額」となるのは当然な結果かもしれない。
それにしても、「もらった最高額」でもやはり「一人から10万円以上」という子どもがいるのが気になる。しかも第一位の「1万円以上2万円未満」の100に対して3.2の割合となれば、結構な数に違いない。やはりこういうお年玉は1万円札10枚とかではなくて、10万円金貨かそれとも小切手などで、はたまた振込みでもらうのだろうか。金貨はともかく小切手や振込みというのは、お年玉としてはあまりにも味気ない気がするのだが。
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