今年から35度以上は「猛暑日」です

2007年01月10日 20:30

猛暑日イメージ[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]などが1月9日までに報じたように、地球温暖化やヒートアイランド現象によって近年夏場の気温が平均的に高くなる傾向が見られることから、【気象庁】では今年の夏から、最高気温が35度以上になった日を「猛暑日」と呼ぶことになった。これまでは30度を超えた日をすべて「真夏日」と呼んでいただけに、さらなる暑さが分かる表現として選ばれた。

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気象庁では夏の暑い日の表現として最高気温を指標とし、

・25度を超えた日……夏日
・30度を超えた日……真夏日
(夜間の最低気温が25度以上……熱帯夜)


と呼んで目安としてきた(【参考:予報用語一覧】)。

しかし最近では報道で、あるいは実感してお分かりのように、地球温暖化現象や都市化でのヒートアイランド現象(都市部分で発熱体が増えたり熱を吸収する地面がコンクリートでふさがれて平均気温が上がる現象)の影響で、夏場の最高気温が35度を超える日が増加している。気象庁によれば昨年の夏に限っても、35度を超えた日数は岐阜県多治見市で27日、熊本市で22日、大阪市で17日、東京都心ですら3日観測できたという。また過去10年間の平均値でも、高松市の場合は10.1日で1976年までの10年間と比べると5倍になるなど、各地で大幅に35度超の日が増えている。

このため気象庁では今年の夏から、「最高温度が35度以上になった日」を真夏日からさらに暑い「猛暑日」とし、熱中症や農作物などの管理に注意するよう呼びかけることにするという。

あと数十年経ったら「超猛暑日」や「激暑日」などという名称が必要になることのないよう、心から祈りたいものだ。

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