ローソン(2651)、100円ストアで刺し身販売・東京都内で18日から

2007年01月13日 09:00

ローソンイメージ『フジサンケイビジネスアイ/ヤフーニュース』が報じたところによると、【ローソン(2651)】では1月18日から、100円商品を中心に展開する【ローソン ストア100】の東京都内一部店舗において、マグロなどの刺し身を販売する。ローソンの公式リリースが出されていないことから、本採用前の実証実験の一環と思われる。なお残念ながら刺し身類は100円では販売されない。

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元記事によれば今回の刺し身販売は、大手コンビニとしてははじめての試み。すでにストア100は東京・千葉・神奈川の3県で76店舗を展開しているが、刺し身は都内数店舗で販売をはじめ、一か月以内に26店に拡大。商品もマグロ、イカ、サーモンとマグロ、カニ、タコの3点盛りがそれぞれ税別で330円、シメサバやマグロの切り落としがそれぞれ380円など。

ストア100では肉や野菜は取り扱っているものの、魚は焼き魚や干物だけで生鮮は無かった。今回刺し身が商品に加わることで、「肉・魚・野菜」の三大生鮮商品すべてが出揃うことになる。

今回の刺し身導入は、高齢化が進む地域や住宅地の主婦層などを獲得し、大手スーパーの顧客を呼び込む狙いがあるという。すでに40店舗を展開し、1500店舗にまで拡大することを決めている高齢者向けコンビニの「ローソンプラス」にも順次導入していく。

元記事によればナマモノを扱うだけに取り扱いにも注意するべく、鮮度管理の徹底と専用の冷蔵ショーケースの設置などの体制整備を進めている。また、冷蔵輸送網を活用し、鮮度管理や衛生管理も徹底するとのこと。

深夜に刺し身などを購入できるとなれば興味深く、便利には違いない。特に高齢者や主婦層に向けたアピール度は高いだろう。小分けにして値段も抑えることで、他の惣菜同様に気軽に刺し身も購入できるようになり、まさに「コンビニ」な食生活を幅広い年齢層の人が体感できるようになるはずだ。また、お昼時にサラリーマンや肉体労働をしている人たちがコンビニで昼食を買う状況を考えると、刺し身は昼食の人気アイテムになることだろう。

しかしその一方、アルバイトが店員の多数を占めることが多いコンビニで、厳重な管理が必要なナマモノの代表である刺し身が取り扱われるのには、一抹の不安がある。詳細なマニュアルと店員への教育の徹底など、これまでのコンビニ商品以上のしっかりとした管理を願いたいところだ。


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(最終更新:2013/08/29)

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