「赤いひし形」1月14日から救急医療マークに正式使用

2007年01月16日 08:00

「赤いひし形」イメージすでに【国際赤十字、「赤いひし形」を第3のマークとして正式承認】などでお伝えしているように、国際的に救急医療活動のシンボルマークとして用いられている「赤十字」「赤い三日月」に加え、「赤いひし形」が第三のマークとして1月14日から正式に使われることになった。このマーク宗教的に中立な意味合いを持つマークとして採用されたもので、宗教観による対立を避けるものとなっている。

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すでに国際赤十字・赤新月社連盟は2005年12月にこの「赤いひし形」を第三のマークとして承認。これまで「赤十字」「赤い三日月」しか用いられていないということで対立し参加をしてこなかったイスラエルの救急活動組織(独自のマークであるダビデの星・盾の赤いものを利用)【マゲン・ダビド・アドム(Magen David Adom)】も参加を表明。この赤いひし形の中にこれまでのダビデの盾を書き込んだマークを用いて参加することを条件に参加を表明。

そして2006年6月の臨時総会でマゲン・ダビド・アドムとパレスチナの赤新月社の連名加盟を承認し、1月14日にスイスなどが批准し発行する運びとなった。

思想の違いがあるとはいえ、マークのこだわりで手を取り合うことが出来なかったのは不幸に他ならない。今回は工夫を凝らすことでそのハードルを乗り越え、「人命を救う」という共通の課題に手を取り合って活動することが可能となった。今後の彼らの活動に期待したい。


■関連記事:
【国際赤十字のマーク「十字」「三日月」に「ひし形」が加わる】


(最終更新:2013/08/23)

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