「Wiiでゲーム人口が増える」と岩田社長コメント・Wiiがオーストラリアやヨーロッパでも相次いで発売
2006年12月07日 19:30
【Wii、2日間で35万台以上を売り上げ・ソフトは1.8本の普及率】にもあるように先日日本国内でも12月2日に販売を開始し、初回出荷台数40万台弱はほぼ完売した[任天堂(7974)]の次世代据え置き型家庭用ゲーム機『Wii』の販売などについて、同社の岩田聡社長は外国人特派員協会で講演を行い、「Wiiでゲーム人口を拡大することができる(Wii may be able to succesfully expand the gaming population.)」と英語でその自信のほどを語った。
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岩田社長はすでにアメリカのゲームショウE3でも英語でスピーチをしており、英語圏へのアピール度の重要さを自ら示している。【「すげぇ売れ行き」……任天堂(7974)のWii、アメリカでは発売から8日間で60万台販売】にもあるようにアメリカではすでにWiiは60万台以上が販売され、日本でも約40万台を売り切っている。そのWiiが今日はオーストラリア、明日はヨーロッパで発売されることとなり、これで日米欧の主要三地域での販売を果たしたことになる。
任天堂の株価は社長交代前後の2002年から2003年には体制変更への不安感と据え置き型ゲーム機の不調からか安値圏で推移していたが、その後じわじわと値を上げ、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」のヒット以降は関連企業と共に、値を右肩上がりの形で吊り上げている。
任天堂の五年来の株価。最安値からすでに3倍に達している
このままでいくと、3万円も冗談でなくなるところまで推移しており、Wiiのセールス次第では実現しそうな勢いにも見える。
任天堂は今後株価次第では単元の変更などによる取引単価の引き下げも行いうるという発言をしている。現在の株価では最低取引単位の100株でも300万円近い価格となるため、手が出しにくい状況であることに違いは無い。今後分割、あるいは単元変更の可能性もあわせ、任天堂からは目が離せない状況が続きそうだ。
……ちなみに冒頭の岩田社長のセリフだが、発音上は「We」と「Wii」は同音であるため、「我々はゲーム人口を拡大することができる」と受け止めることもできる。どちらにしてもうまいネーミングに違いはあるまい。
(最終更新:2013/09/15)
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