米任天堂法人、Wiiリモコンの特許侵害で提訴される

2006年12月13日 06:00

Wiiイメージ【C-NET】は12月12日、アメリカのリモコン・電子署名技術会社【Interlink Electronics】がアメリカの任天堂法人である【ニンテンドーオブアメリカ】に対し、先日発売された新世代家庭用ゲーム機『Wii』のリモコンがInterlinkの特許を侵害しているとして、米任天堂を12月4日に訴えたと報じた。

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記事によるとInterlink社はWiiのリモコンが、同社が持つ特許「Trigger Operated Electronic Device(トリガー操作による電子装置)」(アメリカの特許番号6850221号)を侵害しているとしている。そして任天堂に対し、Wiiリモコンを販売したことにより得られるはずだった利益と特許権使用料を失ったと主張、その対価を求めている。

元記事には該当する【特許の詳細】があるが、申請したのは1997年の9月と10年近く前。「トリガー方式で電子装置を操作するリモコン」というタイトルで、ざっと読んだ限りでは「この特許がWiiに該当するということになれば、デジタル系の握り締め型操作機器のすべてが特許侵害になるのではないか」というレベルの話。

それに「無茶苦茶広範囲な考え方」という前提で考察すれば、ファミリーコンピュータの「光線銃」も似たような論理で操作されるものであり、これは1984年に発売されているから、先行技術を主張できるような気もする。

もっとも争われるのはアメリカでの話であり、日本の常識が通用するかどうかは不明。攻め手も守り手もその筋のプロが全力で当たるはずであるし、当事者でなければ何の手出しをすることもできず、またする必要もない。今後の成行きを注意深く見守るしかなさそうだ。


(最終更新:2013/09/14)

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