SBI(8473)、日本株の私設取引市場(PTS)を2007年2月にも夜間限定で開設との報

2006年12月04日 12:30

株式イメージ【NIKKEI NeT】は12月4日、【SBIホールディングス(8473)】が2007年2月にも日本株式を対象にした独自の取引市場(PTS)を開設すると報じた。まずは夜間に限定して取引を受け付けるという。開設する市場ではネット証券だけでなく、対面型の証券会社の参加もうながし、公正な価格形成を目指すとのこと。

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SBIではすでに多くの子会社を通じて証券業務を展開するなどの金融サービスを拡充しており、今回のPTS構想もその方針に沿ったものと思われる。独自の市場を開設し、特に夜間取引を行うことで幅広い顧客獲得を狙うもようだ。

記事では開設に備えて「SBIジャパンネクスト証券準備」という準備会社を設立した(資本金3億円・全額SBI出資)。この会社は近く関東財務局に証券業の登録を、金融庁に私設取引システムの運営認可を申請するという。

SBIは傘下の【SBIイー・トレード証券(8701)】や他の大手証券会社と共に、来年開設を目指して夜間取引のためのPTSを開設する予定と先に何度と無く報じられている。SBI本社からの公式発表は一切無く、既存の夜間取引市場計画と、今回の「SBIジャパンネクスト証券準備」との関連性は不明である。ただ、これまでの「連合体形式による夜間取引の運営」というよりは、「SBI主導によるもの」という雰囲気が強く感じられるため、「船頭多くして船山に登る」という状況を避けるためにSBIが率先して動きだしたという考え方もできる。

なおSBIでは12月1日付けで「マネープラザ開設準備室」の新設人事を行っている(【発表リリース】)。この「マネープラザ開設準備室」について詳しい説明は無いが、今回発表された「SBIジャパンネクスト証券準備」と何らかの関係があることも推測されよう。


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