ベストセラー「脳内革命」著者もフトコロの革命には失敗・春山茂雄氏が破産へ

2006年12月27日 06:30

書籍イメージ【asahi.com】によるとかつてベストセラーになった『脳内革命』の著者で、神奈川県大和市で【田園都市厚生病院】を経営する春山茂雄院長が12月26日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことが明らかになった。春山氏が破産したことで田園都市厚生病院の経営継続も困難におちいり、現在入院している140人ほどの患者は近くの別の病院に移送されることになるという。

スポンサードリンク

元記事によると破産手続きの開始決定を受けたのは、春山氏本人と関連する6法人。同病院は1987年3月に春山氏が開設し、現在病床数は260とかなり大規模な病院。内科や外科、脳神経外科など16の診療科がある。春山氏自身は西洋医学と東洋医学を融合した治療・健康指導で評価を受けており、また1996年には東京新宿に、健康テーマパーク「ザ・マホロバクラブ」をオープンしているが、趣味そのものはあまりよろしくなかったようだ。

春山氏は著書「脳内革命」『脳内革命2』を書き起こし、550万部という大ヒットセラーとなっている。また題名の「脳内革命」は当時の流行語にもなった。しかしその一方、【ネットワークビジネス】を展開するなど、うさんくささもにじみ出ていた。

著書で「脳内の革命」を呈した本人も、財務的な面での「革命」を起こしてやりくりをうまくいかせることはできなかったようだ。むしろ当人の著書にもあるように自らの「意識革命」をするべきだったのだろう。


(最終更新:2013/09/14)

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ