【12/23更新】アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の北米展開、角川とバンダイのコンビで!?

2006年12月23日 22:04

アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』イメージ先に【アニメ版『涼宮ハルヒの憂鬱』、アメリカ展開決定か】でも報じたように、北米におけるアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の展開について、【公式サイトと思われる該当ページ】で発表が行われた。それによると北米での展開は発売元がカドカワピクチャーズUSA、販売元はバンダイエンターテインメントに決定したとのことである。

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現在においても日本国内での【角川エンタテインメント(9477)】などから正式な発表がないので確定情報ではないが、版権に従ったイラスト(トップページにはサンタ姿の主人公・涼宮ハルヒが描かれている)を利用していることや、実在する会社名を提示していること、「釣り」にしてはあまりに手間をかけたムービーが用意されていることなどから、ほぼ本物で間違いないものと推測される。


公式サイトと思われるページのトップ。ハッピーホリデー(「メリークリスマス」みたいなもの)のメッセージなどと共に、発表の寸劇動画が。

トップページでは12月22日付けで、登場キャラクタの一人朝比奈みくるの記述として

「んとぉ、キョンくんがちょっと風邪で体調崩して療養中なのでぇ、私が代わりに北米のファンのみなさんのために、動画をアップロードするようにと頼まれましたぁ。うまくアップロードできてるといいんですけどぉ……みくる
(I have been asked to upload a video for all our wonderful North American fans since Kyon hasn't been feeling well and is still recovering. I hope this is the right file...-Mikuru)」


という説明が描かれ、実写版(笑)による6分ほどの寸劇の動画が掲載されている。それによると、やはり登場人物の一人である長門有希に扮した人物が、北米での展開は発売元がカドカワピクチャーズUSA、販売元はバンダイエンターテインメントに決定したと発表している。まさにアニメ版の第一話「朝比奈ミクルの冒険 Episode00 限定版」のような自主作成映画のノリなので、色々な意味で必見だろう。

また、同日の発表として、SNSサイトの【マイスペース(MySpace)】において、SOS団の支部(?)が主人公の「キョン」によって設立されている。現在確認した限り、すでに100人を超えるフレンド登録がされており、着実に北米へも侵出を続けているようだ。


MySpaceでの「SOS団」。設立者はキョン。次から次へとフレンド登録が。

日本国内での正式発表がまだ確認できないので現在のところ「!?」をつけさせていただいた。発表がされ次第、当記事も修正させていただくことにしよう。願わくばまた「やれやれ」などということのないように……

【12月23日更新】
23日にはキョンによる書き込みが追加されている。いわく、

「朝比奈さん、どうやら未編集で字幕スーパー無しのプロモーションビデオをアップロードしたようだな。すぐに(字幕スーパー付の)新しいバージョンをアップするから待っててくれ。それにしても何でこんなにカウンターが速く回るんだ? ハルヒがリロード繰り返してるんか?ああそういや北アメリカでは『涼宮ハルヒの憂鬱』は発売元がカドカワピクチャーズUSA、販売元はバンダイエンターテインメントになるんだそうな。もう眠いから寝るぞ。(キョン)
(Apparently Mikuru has uploaded the raw unsubtitled internal version of our promotional video. We will distro a new version soon. Why is the hit counter going up so fast, is Haruhi refreshing the page repeatedly again? Speaking of which, The Melancholy of Haruhi Suzumiya in North America is being released by Kadokawa Pictures USA and distributed by Bandai Entertainment. Now I must sleep.-Kyon)」


とある。また、ソース内にはコメントタグで「”電脳”統合思念体」のセリフとして「観測初期状態は満足すべきリアクションだった。さらなる刺激を与えるべきだろう。すぐにでも」という内容のメッセージも見受けられる。

引き続き一部ファンによる壮大な「だまし、釣り」である可能性も否定できないが、今後の展開に注目したいのも事実だ。

このような「読み手に色々推測させて関心度を高める」手法はすでに日本国内におけるリリースで使われてきた手法であり、今件がすべて真実だとすれば、その手法に長けた人物がアメリカ展開においても存在しているものと思われる。

■関連記事:
【物を「創る」基本は「質の良さと奥深さ」、再認識させてくれたアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』】

(c)2006 Nagaru Tanigawa / Noizi Ito / member of SOS

(最終更新:2013/09/14)

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