【追記アリ】アニメ版『涼宮ハルヒの憂鬱』、アメリカ展開決定か
2006年12月21日 14:15
【animeanime.jp】などが報じているように、今年アニメ業界などを大きく騒がせ、原作出版元の【角川エンタテインメント(9477)】の財布を大いに潤わせたアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のアメリカ進出がほぼ確定したようだ。アメリカの複数のアニメ系サイトで『涼宮ハルヒの憂鬱』の英語版公式サイトと思われるウェブサイトの広告が出ているというのである。
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『涼宮ハルヒの憂鬱』は当サイトでも何度か紹介した、同名のライトノベルを原作としたアニメーション。製作側の丁寧な創りと優秀な声優陣の起用、放送順をシャッフルするなどのギミック、さらには動画サイトを経由しての情報伝播などの特殊事情から大ヒットとなり、原作提供元の角川の上方修正の一因にもなったほどの人気となった。
指摘されている、実際に掲載中の広告バナーやそのリンク先である【公式サイトと思われる該当ページ】を見ると、確かに『HARUHI ISM ハルヒ主義』のタイトルと主人公涼宮ハルヒと思われる人物のシルエット、日本語のロゴ、さらにサイト下に「The World As You Know It Is About to End(あなたも知っているように、世界は終末に向かっている)」「DECEMBER 22, 2006(2006年12月22日)」というメッセージがあり、現地時間の12月22日から本格的な情報公開が行われることがうかがいしれる。
該当するバナー広告と、問題のページ(12月21日現在)
またコピーライトも日本語で「(C)2006 谷川流・いとうのいぢ/SOS団」と記述されており、熱心なファンがウケ狙いで作ったものでもない(そもそもお金を出してファンがあちこちのサイトに広告出稿までするだろうか?)ことがわかる。ただし、Whoisなどでドメイン情報を検索しても、詳細は解らず、どの企業がライセンス取得をしたかは不明(データ上はドメイン取得会社のものであり所有者データはカバーされている)。
該当ページのソースコードを見ると最後に「<!-- 。ヨヒフハニキライ隍ャネック妤キ、ソ。」。ラ -->」という表記がある。これをEUCでエンコード処理すると「<!-- 「北米計画が発効した。」 -->」と読むことができる。この手法は日本の【公式サイト】でよく行われる手法であることもあわせて考えると、その内容は間違いないと思ってよいだろう。
一時は内容などから海外での展開は難しいとも言われていたアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の北米展開がどのような形でなされるのか。注目したいところだ。
【14時15分追記】
先ほど該当ページを確認したところカウンターがリセットされ、ソース上のコメントが上記記事のものから、
<!-- 超北米制覇企画は明日始まります。 -->
<!-- Secondary Breach Detected, Primary Containment Fields Activated, Emergency Program Restart -->
<!-- あなたが思っている現実は本当の現実では有りませんでした。-電脳統合思念体 -->
というメッセージに差し換わっていることが分かる。作品中に登場する「情報統合思念体」をもじった「電脳統合思念体」を持ち出すあたり、凝り具合は日本公式サイトに通じるものがあるが……一方で【英語で!アニメ・マンガ】では今サイトについて、真偽の程は不明であり「釣り」の可能性も指摘している。なんにせよ真相は明日以降にあきらかにされる、はずだ。「涼宮ハルヒの奔走」の時のようにまた「やれやれ」ということにならないよう祈りたいところだが。
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(最終更新:2013/09/14)
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