本家アマゾンでアーケードゲームの筐体も販売開始
2006年12月15日 19:30
次から次へと新しいカテゴリの商品を取り扱い始め、「通販の宝箱や~」と表現したくなるようなアメリカのネット通販大手アマゾンドットコムだが、今度はゲームセンターや温泉などに置かれている、アーケードゲームの筐体(きょうたい)・遊戯用器材の販売も始めた(【関連ページ】)。
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日本でもアーケードゲームやゲームセンター、子どもの遊技場におかれるこれらの端末を取り扱う会社はいくつかあるものの(例:【ユーエス産業】)、昔ほどニーズが無く市場も縮小していること、メンテナンスが難しいこと、筐体を保存する広いスペースが必要なことなどから、多くの企業が手を引いているのが現状。
今回アマゾンがこの分野にチャレンジしたのは、その流通網の大きさと他商品における通販ノウハウの蓄積、さらに大規模な倉庫を確保していることなどの特徴を活かせるという判断からなのだろう。
アーケード筐体などの一覧を表示。ホント、アマゾンって何でもあるんだな、と実感させられる
実際一覧を見てみると、実にさまざまな筐体が販売されている。安いものは100ドル前後のバスケットボールのシュート専用コーナー(フレンドパークの競技の一つにあるような奴だ)、高いものになると二人同時プレイが可能な『Ford Racing Arcade Game』1万8999ドル(220万円)、『ダンスダンスレボリューション Super Nova』1万7999ドル(210万円)、『タイムクライシス4』1万5999ドル(180万円)などなど。とても洒落や酔狂では買えそうにない価格。中には「パックマン筐体4点セットで2195ドル(25万円)」などというものもある。
ダンスダンスレボリューション Super Nova。健康機器として買う人がいるかもしれない
これらのアイテムがラインアップ数を増やすためだけに置かれているかと思えばさにあらず、色々と売れているようで品切れだったり感想が書かれているものも数多く見受けられる。例えば【Classic Sport X0604 Arcade Hoop(バスケのシュートゲーム、199ドル=2万3000円)】では、「父の日のプレゼントに最適でした!」「ずっと楽しめるよ」「家族みんなで遊べるね」という好意的な意見がある一方、「遊んでたら板の部分がぶち壊れてこなごなになっちゃったじゃないか」とブーイングな意見も目に留まる。
日本のアマゾンでもパーティーグッズや「大人向け」アイテム、健康食品の一部などが販売されるようになった。本家のように、アーケードゲームの筐体などが販売される日も来るかもしれない。
とはいえ、日本とアメリカ・ヨーロッパでは言葉どおり「お家事情」が大きく異なるのも事実。「ウサギ小屋」ではこれらの筐体を買ったところで、置く場所もない、というのが実情なのだろう(笑)。
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