佐賀県で零戦復元機展示イベント「そら、すごか」開催
2006年12月15日 07:00
佐賀商工会議所は12月14日までに、太平洋戦争時において日本海軍の主力戦闘機として活躍した零戦の復元機などを展示するイベント「そら、すごか。-大空へのあこがれとテクノロジー」を12月15日から3日間、佐賀県佐賀市呉服元町の656広場で開くことを明らかにした(【発表ポスター】)。石丸進一ら零戦操縦手に関する資料約60点も展示し、商店街の集客を模索するという。入場料は無料。
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このイベントは佐賀商工会議所のまちづくり機構である「TMO佐賀」が、地域活性化のために催したもので、映画『人間の翼(1996年放映)』の零戦復元実行委員会や佐賀航空史研究会などと共に企画した(【人間の翼関連の零戦復元プロジェクト公式ページ】)。『人間の翼』は現在の中日ドラゴンズの前身の名古屋軍のエース・石丸進一氏が特攻隊員として終戦の三か月ほど前に生涯を終えるまでの物語を描いたもの。今回の展示でも石井氏、そしてラバウルの撃墜王で知られる坂井三郎氏の二人の佐賀出身パイロットを紹介するパネルを陳列する。
また、会場には映画作成の際に使用された実物大零戦模型の復元されたもの(全長10メートル、両翼幅12メートル)が展示され、小学生以下を対象に零戦操縦席の搭乗体験会も行われるという。
復元機とはいえ実物大の零戦を目の前に見られるチャンスなど滅多にない。近所の人はぜひ時間を見つけて見に行くとよいだろう。
(最終更新:2013/09/14)
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