公明党、「証券税制優遇措置は廃止」意見が大勢
2006年12月06日 19:30
[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]が報じたところによると公明党の税制調査会幹事会において、証券税制の優遇措置の期限切れについて「景気対策としての役割は終えた」などし、予定通りに終了し、本来の税率に戻すべきであるという意見が大勢を占めた。「貯蓄から投資という政策目標は税制よりも他の手段で対応すべき」という主張も出されたという。
スポンサードリンク
ただ同時に、政府税制調査会における意見と同様、急にすべてを廃止するのではなく、何らかの経過措置は必要だという意見も同時に出されたという。これは政府税調における意見とほぼ同じで、今後はこの方向で与党間内の意見が調整されるとのこと。
これで証券税制優遇措置については政府税調・公明税調が「原則廃止・経過措置新設」というラインでつながることになる。政治の場では自民税調が反対意見が多数を占めているものの、苦戦を強いられることになるだろう。
「貯蓄から投資」は必要という意向はどの会派も認識していることは間違いない。廃止をすることで果たしてその流れが止まり、逆流することにでもなったら素直に失策を認め、ただちに是正する「覚悟」はできているのだろうか。慎重に検討をしてほしいところだ。
■関連記事:
【「政府税調の結論、大変残念」金融庁長官語る】
【政府税調「証券税制優遇撤廃」を最終決定、金融相は「株価が下がるし三角合併で国益に反する」と反発】
(最終更新:2013/08/24)
スポンサードリンク
ツイート