「恋人がいない時のクリスマスイブの過ごし方ランキング」トップは「家族と過ごす」
2006年12月23日 12:30
検索エンジンのgooは12月22日までに、サイト内コンテンツの【gooランキング】において「恋人がいない時のクリスマスイブの過ごし方ランキング」を発表した(【発表ページ】)。それによると、もっとも多い意見は「家族と過ごす」だった。
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毎年この時期になるとさまざまなクリスマスソングが世の中のBGMとして耳を騒がせ、街中では赤と白に彩られた服を着た謎のひげをはやした老人たちがにこにこしながら徘徊するようになる。当方の近所のコンビニでもレジを打つ店員までもがサンタクロース仕様にチェンジし、こちらの視線に気がついたのか気恥ずかしそうにうつむいたというほほえましいエピソードがつい先日あったばかり。
さて「クリスマスの予定は?」と聞かれて相手方がいる人なら「彼氏(彼女)と一緒★」とラブラブ光線を発射し続けMNO(もてない男)たちを轟沈せしめることだろうが、そのような幸せ120%果汁入りな人ばかりではないのも事実。
そんな人たちの少なからずが痛々しい思いをしながら答えたであろう、goo調査による「恋人がいない時のクリスマスイブの過ごし方ランキング」では、トップを飾ったのは「家族と過ごす」だった。元々恋人云々など関係ないのか、あるいは恋人=家族(の一員)ということもあるのかもしれない。ともあれ、温かな気持ちになれるという意味では「恋人と共に」という過ごし方同様、有意義なクリスマスとなることだろう(一部には「家族と共に過ごすよう強要された」という人もいるだろうが、そういう少数派はこのさい放っておく)。
第二位には「いつも通り」。受験生はもちろん「クリスマスも正月もない! 自分らの年末年始は試験合格の後だ!」という言葉を胸に、カレンダーの赤文字も無視しつつ「いつも通り」勉学に励んでいるだろう。また、あえてムードに流されず、日々是平穏をよしとする人もいるに違いない。
第三位・第四位にはそれぞれ「友達と外で過ごす」「友達と家で過ごす」が。こちらは「クリスマスだからちょっと集まって何かやろうよ」という程度の考えだと思われる。クリスマス仕様のイベントというほどの大げさなものではないが、せっかくだから集まって楽しい時間を過ごさないか、といったところだろう。
第七位の「一人でクリスマスケーキを食べる」、第八位の「部屋でDVD・本を観まくる」というのは、ちょっと悲しいシチュエーションな気がしなくもない。特に第七位のケーキで、「クリスマス仕様のデコレーションケーキを目の前に、クリスマスソングを歌いながらテレビを見つつ、もくもくとケーキを口にし、飾りの砂糖菓子のサンタやチョコレートの家をフォークで刺し、ああ今日はクリスマスなのねと一人ごちる」状況を想像するだけで涙が出てきてしまう(なぜそんなに詳しい描写が書けるのかはヒミツ)。
また、一つの項目にはまとめられていないが、最近ネット上で流行りのジョークである「今年のクリスマスは中止になりました」に代表される「現実逃避をする」という人も多いだろう(「いつも通り」「あえてバイト・仕事をする」などもこれに該当しよう)。自分で自分をだます、というと何かへそ曲がりな気もするが、それもまた一つの選択肢。
泣いても笑っても現実逃避をしても、誰の身にも平等にクリスマスはやってくる。どのような心構えで迎えるのかは一人一人それぞれの自由だが、せめて皆が幸せであることを祈れるような気持ちで「聖夜」を過ごしたいものだ。
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