ファミリーマート(8028)、社長直伝の秘蔵メニュー「あじの干物とたくあんの粋な社長チャーハン」を12月19日から発売

2006年12月07日 12:30

時節イメージ[ファミリーマート(8028)]は12月5日、同社の社長である上田準二氏秘蔵としているメニューをお弁当にした「あじの干物とたくあんの粋な社長チャーハン」を12月19日から発売すると発表した(【発表リリース】)。390円。

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リリースによると上田社長は自他共に認める料理好きであり、「お客様のほっぺを落としたい」という思いから、壮年層(40代~60代前半)をメインターゲットとしたお弁当の開発に名乗りをあげ、今回の企画弁当発売の運びとなった。

主食として用意されたチャーハンは曰く「団塊の世代の、団塊の世代による、団塊の世代のためのチャーハン」とのこと。このチャーハンには

ある日上田が朝食の残りで冷蔵庫にあった「鯵の開き」をほぐし、たくあんをブツ切りにして作ってしまったチャーハンを元にしています。あまりの美味しさに、夜中にも関わらず妻子を叩き起こして食べさせた


といったエピソードが添えられている。料理店のまかないメニューがことのほか美味しいという話を良く聞くが、今回のチャーハンもそれと同じようなものだろう。妻子をたたき起こすほどの美味しさがどのようなものか、試してみたい気にさせられる。

あじの干物とたくあんの粋な社長チャーハンイメージ
「あじの干物とたくあんの粋な社長チャーハン」にんじんか紅しょうがで赤色の彩りが欲しかったかな、という感じも

元々ファミリーマートでは2003年から社内・取引先の40代から50代の部長を集めて「おやじの、おやじによる、おやじのための」商品開発チームとして『おやじプロジェクト』を結成し、定期的に商品を発売してきたという。今回の「あじの干物とたくあんの粋な社長チャーハン」は、社長にしてこのプロジェクトの名誉会長でもある上田氏が自ら秘蔵メニューを披露し、コンビニ弁当になじみのうすい壮年層の取り込みを図るとのこと。

総菜屋や100円ショップの食品売り場でも、上記に説明されている「壮年層」や年金暮らしをしている老年層の姿が多く見受けられるようになった。【ローソン(2651)、お年寄り向けコンビニ拡大の方向へ】にも代表されるように、コンビニ各社でもこれらの層向けにさまざまなサービスを模索し、展開をはじめている。

社長の直伝・秘蔵云々はさておくとしても(笑)、これらの年齢層向けに考えられたメニューの展開は今後の商品展開においては非常に有益であると思われる。なにしろ食品は毎日のように消費され、目につく商品。お客を呼び込むには最適な商材に他ならないからだ。

この分野では通販による展開が先行している雰囲気もあるが、ネットや通販を利用しがたい人も多いだけに、「身近な存在」のコンビニでこういった食品が販売されるようになれば、重宝がられることだろう。また、健康志向も考慮すれば、壮年・老年層だけでなく、健康を気にする人やOLたちにも受け入れられるに違いない。

社長の肝いりで発売される今回の「あじの干物とたくあんの粋な社長チャーハン」。ぜひ成功し、今後の企画の拡大化に一役買って欲しいものである。

また同時に壮年層向けに【匠のごはん】も同時発売している。こちらは少々お高めの、ゴージャス仕様。


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【コンビニ弁当のイメージ、20代女性は「健康に悪い」「高カロリー」】


(最終更新:2013/08/24)

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