任天堂(7974)、Wiiリモコンひも交換でテレビCMを年末まで中止、差し替えへ
2006年12月16日 18:00
[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]が報じたところによると、先の【任天堂(7974)、Wiiのストラップをより強固なものに無償で交換】にもあるように[任天堂(7974)]が先日発売された新世代家庭用ゲーム機『Wii』のリモコンのひもが、初期生産タイプでは十分な耐久度を持つ太さでなく無償交換に応じた件につき、現在放送しているテレビコマーシャルを来週から中止し、注意を喚起する新しいものに差し替えることを明らかにした。
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Wiiのリモコンは本物の道具(野球のバットやテニスラケット)のように振り回すと、その動きに対応した動作がゲーム内にも反映されるのが特徴。だがそのリモコンに付属している、手に巻きつけてすっぽ抜けるのを防止するひもの強度が初期生産分320万個(日本国内37万個)は不足していたことから、激しい動作をさせるとひもが切れてリモコンがあらぬ方向に飛んでしまうという症状が相次いだ。
今回の無償交換・回収を受けて任天堂ではWiiとそのソフトを紹介するテレビコマーシャルを来週から年末まで中止。今件の注意をうながすものに差し替えることを明らかにした。任天堂にしてみれば、単に発売直後のロケットスタート狙いの広報展開が出来なくなったというだけでなく、最大のセールスチャンスである年末のこの時期にテレビで告知が出来ないという、二重の痛手を受けることになる。
元記事でのインタビューにおいて任天堂の岩田聡社長は、「利用者に迷惑をかけおわびしたい」「利用者に正しい遊び方を知ってもらうことが必要」とした上で、差し替えるテレビコマーシャルについて「リモコンを軽く振るだけで遊べる」ことなど、正しい遊び方を説明するものに切り替える意向を明らかにした。これは日本だけでなく海外でも同様の措置を採るという。また、別売りのリモコンの出荷も、最長で一か月間停止するとのこと。
年末、そして恐らく年始の間、テレビのコマーシャルタイムからWii関連のCMが消えるのは寂しいことではあるが、状況が状況なだけに、仕方ないといえよう。むしろこれだけの機会損失を覚悟しながらも周知を優先するという、任天堂側の英断に賛美の声を送りたいところだ。
もし年末にWiiのリモコンを追加で購入する予定のある人がいたら、ご注意あれ。
(最終更新:2013/09/14)
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