時価総額は基本的に株価×発行株式総数で計算され、例えば【ヤフーファイナンスのランキングページ】などでも上位一覧を確認できる。時価総額は上場企業の株価や経済的影響度にも大きくかかわるため、その企業の「影響力」や「規模」にたとえられることも多い。

ライブドアの堀江貴文元社長が「時価総額世界一を目指す」と何度と無く口にしていたのは有名であるし、[楽天(4755)]と【TBS(9401)】間でいまだに続いている提携交渉も、両社の株価から算出される時価総額がパワーバランスに微妙な影響を与えていることも否定できない。

先のランキング一覧を見ると、任天堂は時価総額が約4兆2000億円で、これは【野村ホールディングス(8604)】の約4兆3000億円に続き、日本国内上場企業では第17番目になる。ちなみにトップは[トヨタ自動車(7203)]の約26兆7000億円。[ソフトバンク(9984)]が約2兆7000億円。

ゲーム業界内では【ソニー(6758)】が(複合計算ではあるが)約5兆1000億円、【セガサミーホールディングス(6460)】が約8700億円、【バンダイナムコホールディングス(7832)】の約4600億円などとなっている(※海外の銘柄は為替レートとの兼ね合わせもあるのでピックアップせず)。

任天堂の株価は連日のように高値を更新している。一部アナリストのコメントでは「悪材料すら跳ね除ける」というものもあるほどの勢い。このまま3万円台を超せば、時価総額5兆円という大台に達することもあながち夢まぼろしではないかもしれない。

ちなみに時価総額5兆円を超えるには、株価が3万5300円に達することが必要。そこまで上昇を続けるのか、注目したいところだ。

■関連記事:
【10月12日は「楽天の逆転記念日」!? 楽天(4755)とTBS(9401)間の駆け引き開始から1年が経過、「後ろ盾」となる時価総額は……?】
【日経平均株価2日間で930円弱の下げ、時価総額は37兆円減少】

(最終更新:2013/09/14)