投稿された作品内容のジャンルとしては、社会問題関連のが一番多く3221作品・41.4％。ついで文化やスポーツが1663作品・21.4％、政治が1051作品・13.5％と続く。また、今年は関心を集める社会的問題や事件が多かったことを反映してか、(耐震強度偽装問題に関連して)「住人怒色(じゅうにんどいろ)」や、ケーブル切断による通信網のマヒに関連しての「首都拘束(しゅとこうそく)」など、50編の作品をチェックすれば今年一年が振り返れるような漢字、もとい感じすらする。投稿作品すべてが多かれ少なかれダジャレの要素を含んでいるような気がするのは、この際考慮しないでおく。

50編全部はリリースを見ていただくとして、ここで優秀作品10編を紹介する。()内はそれぞれよみかた、元々の言葉である。

ちなみに【こちらでは】過去の作品も掲載されている。その年その年の世相が反映されており、非常に興味深い。

もちろん試験などでこれらの四字熟語を解答欄に書いても正解はもらえない。相手が事情を知らないと、単なる誤字としてしか受け止められないだろう。が、ウィットに富んでいるのも間違いなく、読んでいて思わずくすりと笑ってしまう。入選作品50編に目を通し、今年一年を振り返るのもおもむきのある時間の過ごし方といえよう。