2006年のヒット商品番付、横綱は「DS Liteと対応ソフト」に決定

2006年12月05日 08:30

時節イメージ[三井住友銀行(8316)]の子会社【SMBCコンサルティング】は12月4日、2006年度におけるヒット商品番付を発表した(【発表ページ】)。それによると横綱の座を獲得したのは、「ニンテンドーDS Liteと対応ソフト」となり、ゲーム業界だけでなく社会全体にも少なからぬ影響を与えた携帯ゲーム機DS Liteが商品全体としても際立った売行きをしめしていることが分析された。他にも目新しい新技術を導入して多くのユーザーの心をとらえた商品が多く登場しており、SMBC側ではこれを「新たな顧客を創造した商品が名を連ねる」と説明している。

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発表された番付は次の通り。

西
「ニンテンドーDS Lite」と対応ソフト横綱該当無し
休場大関mixi
『ダ・ヴィンチ・コード』関脇「ワゴンR」
「TSUBAKI」小結「植物性乳酸菌ラブレ」
薄型テレビ前頭1「オシャレ魔女ラブandベリー」
ワンセグ前頭2『国家の品格』
王ジャパン&ハンカチ王子前頭3荒川静香
「ルックきれいのミスト」前頭4「黒烏龍茶OTPP」
「TRUE」前頭5男前豆腐店
「ウイルスセキュリティZERO」前頭6駅ナカ

また、技能賞にはワンセグ、敢闘賞には「TSUBAKI」、殊勲賞には「植物性乳酸菌ラブレ」が選ばれている。また別格とし、今後の注目株としては「Wii」を挙げている。

リリースでは他を寄せ付けぬ強さを見せたニンテンドーDS Liteについて、

・タッチペンを使う分かりやすい操作性が、ゲームマニアではないごく普通のユーザーに受け入れられた
・「脳を鍛える大人のDSトレーニング」に代表される「脳を鍛える」ソフトが中高年の、そして「おいでよ 動物の森」などのソフトが女性の心を掴んだこと


を例に挙げた上で、今までゲームに振り向かなかった層を新しい顧客として引き込むのに成功したことが、大ヒットになった最大の原因だとしている。

年末になるとあちこちで発表される、「今年一年を振り返って」「今年の総括」的企画の一つであるが、2006年の流行の傾向をうかがい知れる、興味深いデータだといえる。普通ならゲーム業界内に留まるゲーム機のセールスが、世間一般の商品展開における番付でトップに立ち、しかも相並ぶものがないとまで評されるとはきわめて異例であり、かつてのファミリーコンピューターの発売当初のブームを彷彿させるものがある。

「注目株」として特別枠で記載されているWiiも12月2日に発売され、好調な売行きを示している。WiiとDSが相互に連動し、双方共に売行きの相関関係をプラス方向で展開するようなことにでもなれば、来年の番付には東西それぞれに「DS Lite」「Wii」が並び立つ、という状況も想定できなくはないだろう。


(最終更新:2013/08/24)

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