防衛省が1月9日から発足
2006年12月27日 06:30
【防衛庁】は12月26日、現在の防衛庁に変わる新しい組織として防衛省が来年2007年の1月9日から正式に発足することが、26日の閣議で正式に決まったことを発表した(【発表ページ】)。これにより防衛庁は外務省、財務省などの他省同様に独立した省になる。
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防衛庁を防衛省に昇格させる法律が先の国会で成立したことを受けて、政府では12月26日の閣議で「2007年1月9日に、防衛庁を防衛省に移行させる政令」を決定した。これまで内閣府の外局という位置づけだった防衛庁が「省」になると、直接予算を要求したり閣議において重要案件を提出することができるようになる。
なお初代の防衛省の防衛大臣(現行における防衛庁長官)は久間章生防衛庁長官(現)が就任することになる。また、【防衛庁、省への昇格後は防衛施設庁と統合へ】にもあるように、現在の【防衛施設庁】は昇格後の防衛省と統合させる予定。
防衛省への昇格は情勢の変化から考えると、むしろ遅かったとも受け止められる。また今後はその権限をフルに使いこなさなければならないような国際情勢の変化に直面することだろう。防衛省のスタッフが最善を尽くし、そしてその実力を発揮することなく時が過ぎることを祈りたいところだ。
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