ソフトバンク、世界最大のSNS「マイスペース」の日本版ベータテストスタート
2006年11月08日 06:30
かねてから報じられていたように[ソフトバンク(9984)]は11月7日、世界最大規模のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)である【マイスペース】を運営するニューズ・コーポレーショングループと合弁会社を設立することで合意に達し、同日からベータ版のサービス提供を開始すると発表した(【発表リリース】)。現在通常URLで日本環境を判断し日本語化で展開される。
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「マイスペース」は2004年1月にアメリカでスタートした、オープン型のSNS。デザイン性や音楽の面で優れた機能を持つことから、「センスある」「アーティスト色の強い」SNSとして知られている。リリースによれば登録ユーザー数は1億2500万人に達し、文句無く世界最大のSNSに成長。現在でも毎日約32万人のユーザー増加を記録しているという。
「マイスペース」は現在6か国でローカライズしたサービスを展開している。アジア方面でのサービス提供は今回の日本版が初めてになる。なお今サイトは14歳未満の人は登録できない。
マイスペースを日本語環境からアクセスすると、いつの間にか日本版に。11月3日前後からこっそり日本語化していたようだ
今回設立される合弁会社の名前は「マイスペース株式会社」。資本金は約5.9億円(500万ドル)。ソフトバンクとエフ・アイ・エム・インターナショナルB.V(ニューズ・コーポレーショングループの1会社)が50%ずつ資金を出し合う。同社の社長にはソフトバンク・ヒューマンキャピタルの代表取締役でもある香山誠氏が着任。孫正義ソフトバンク社長も取締役として参画する。
世間一般にはSNSというと【mixi】がもっともよく知られている。また、最近ではケータイ分野で【KDDI(9433)】がグリー(GREE)のケータイ版「EZ GREE」を提供することを発表している(【発表リリース】)。他にも地域サークル・特定分野サークルのようなスタイルで、あるいはビジネス用のものとして無数の小規模SNSが設立されている。特にソフトバンクでは、そのグループ会社の[ヤフー(4689)]自身でも【Yahoo! DAYS】のサービスをベータ版ではあるが運営中である。
世界最大規模という看板とバックボーンを背景に、これらの既存ライバルとどのような形で立ち向かうのか、そしてYahoo! DAYSに対してはどのような位置づけで展開することになるのか。興味深いところではある。
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