消費大国アメリカを象徴するような大商いが行われるクリスマス商戦は11月下旬から始まるが、その初頭においては大画面の薄型テレビに人気が集まっているという。価格の低下により、手が届きやすくなったのが後押ししているとのこと。同様の理由で高解像度のデジタメカメラも人気。その一方、「価格下落競争」でノートパソコンとの差異があまり見られなくなったデスクトップ型のパソコンが苦戦を強いられているとのこと。

今冬に相次いで発売された、プレイステーション3やWiiのような次世代家庭用ゲーム機も大人気。既発のXbox360も好調で、アメリカでは家庭用ゲーム機三者鼎立の構図が出来上がっているとのこと。「絶対手に入れたいと考えている買い物客が多い」という元記事の表現方法が気になった(笑)。

【アメリカのアマゾン】を見ても、クリスマス商戦(年末商戦)モードに突入し、売れ筋の商品がどのようなジャンルのものかが分かりやすい。「12月22日までにお買い求めいただければ何かとお得ですよ」といううたい文句も目に留まる。また、元記事にもあるが、自動車用のをはじめとしたGPSもよく売れているようである。

日本でもアメリカほどではないものの、クリスマス商戦は活気あふれるイベントでもある。この時期に勝負をかけている業界も多いし、今回新世代ゲーム機双方がこの時期に発売をしたのも、クリスマス・年末商戦にあわせたものというのは明らかだ。

アナリストが分析しているように、今年のアメリカや日本におけるクリスマス商戦では家庭用ゲーム機や薄型テレビ、デジカメなどが注目を集めることだろう(日本ではデジカメが大躍進するのは難しいかもしれないが……)。果たしてどの商品が勝利宣言を出すことができるのだろうか。今後の動向を楽しみに見届けたい。