電気うなぎでツリーの灯りをつける!? 札幌の水族館で人気を集める

2006年11月22日 12:30

サンピアザ水族館イメージ【Mainichi INTERACTIVE】によると北海道の札幌市にある【サンピアザ水族館】においてアトラクションの一つとして用意されている、電気ウナギの発電でクリスマスツリーの電飾が光る水槽が人気を集めているという。

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サンピアザ水族館電気ウナギツリーイメージこのアトラクション、電気ウナギが発電すると、水槽内のセンサーが感知して、水槽の前に飾ってあるクリスマスツリーに飾り付けれた50個ほどの電球が光るというもの。ただし漫画などにあるような電力はウナギ側も持ち合わせておらず、電気ウナギの出した電力では電球そのものを光らせるには及ばず、単にセンサーのスイッチを入れるだけ。実際にはクリスマスツリーの電球は普通の電力で点灯させている。

飼育されているのは体長が1メートルほどのアマゾン産の電気ウナギ。ツリーの周辺を泳ぐたび、電球が点灯するため、お客はびっくりし、また感嘆の声をあげるとのこと。この催しは11月1日から12月25日まで開催される。

またサンピアザ水族館ではこの他にも同じく12月25日までの土日祝日、サンタの格好をしたペンギンが館内をガイドする。

サンピアザ水族館は都市型水族館として、ショッピングセンター「サンピアザ」の中にあるという、ちょっと変わったタイプの水族館。北海道に位置する有名な小樽水族館と比べると規模・展示動物の数は少ないが、お気軽さが受けているという。ご近所の方や、旅行で付近に用がある人は思い出作りにいかがだろうか。

ちなみに電気ウナギが発する電力は最大で瞬間電圧こそ800ボルトと相当なものになるが電流は1アンペアに過ぎない。電力は電圧×電流であらわされるので、800×1=800(ワット)と大したものではないということらしい。電気ウナギを定期的につついて電力を発することで、水力発電や火力発電に続き「ウナギ発電」なる発電所も作れるのでは、と思うかもしれないが、世の中そんなにうまくはいかないようだ。

またこの「電気ウナギを使ったクリスマスツリーの点灯」というアトラクション、【新江ノ島水族館】にも同様のコンセプトのものがあるとのこと。展示期間もなぜかまったく同じ、12月25日まで。どうやら考えることは皆同じようである(笑)。

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