東京・練馬で大規模な霰(あられ)が降る
2006年11月15日 19:35
11月15日午後6時半ごろ、東京練馬区・としまえん周辺で大規模な霰(あられ)が突然降り注ぎ、多くの人を慌てさせた。数十分の間に天候がみるみる変わり、あっという間に降りだすという、秋の変わりやすい天候を象徴するかのようなあられだった。
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手に取ったあられ。
多少熱で溶けているが
大きなものは3ミリから 4ミリの大きさ
あられは当初雨と共にほんの少し、1ミリ程度の大きさで降り注ぎ、すぐに地面の上で溶けてしまうほどのものでしかなかった。それが午後6時半過ぎには大きさも大きくなり、雨粒に比するあられの量も増えていった。日も落ち漆黒の闇に包まれた道路も見る見るあられの白い色で彩られ、幻想的な風景を見ているかのような錯覚におちいった。
実際にひょうが降ったときの様子を録画したもの(46秒)。
あられは大きなもので3ミリ程度。気象上、5ミリ未満はあられ、5ミリ以上になると雹(ひょう)となるため、今回は「ひょう」ほどの大きさではなかったようである。手にのせたあられは体温で見る見るうちに溶けていき、手の水分量をさらに増やす結果となった。
10分も経たずにあられは止み、雨が激しさを増していき、地面に落ちた氷粒もすべて解けてなくなり、黒面の道路が白色で映えた時間はわずか10分ほどに過ぎなかった。何か夢を見ているような、そんな気分にすらさせられた、ひと時の気象の変化だった。
……ズボンはずぶぬれになったけど(笑)。
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