【更新】文部科学省、ケータイの「怖さ」を啓蒙する小冊子を小学六年生に配布へ
2006年11月13日 06:30
[産経新聞]によると携帯電話を使った犯罪が増加していることを受けて、【文部科学省】では11月11日、携帯電話を初めて使用する前に子どもの注意をうながすため、気をつけるべき点などを書き連ねた見開きのリーフレット「ちょっと待って、ケータイ」を制作することを決めたという。2007年1月に全国の小学校六年生全員に配布し、同時期に経済産業省の公式サイトにも掲載する予定。
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記事によるとこのリーフレット「ちょっと待って、ケータイ」では、携帯電話の怖さを伝えると共に、使い方やマナーへの理解を深めてもらうという。
文部科学省によると、全国の小学校六年生の数は約123万人。「お祝いの意味などで中学校から親が持たせるケースが多い」(スポーツ・青少年局)といい、携帯電話の購入率が高まる春休みを前に、携帯電話のもたらす危険性や利用上のルールなどの啓発を目指すことにしたとのこと。
ここまで「ケータイ」が広範囲に、年齢を問わず普及しているのだから、学校の授業カリキュラムの中でも小冊子で述べるような「携帯の使い方、気をつける点、マナー」などを取り上げるのが一番なのだろう。もちろんインターネットやパソコンそのものの使い方とあわせ、一つの新しい科目「デジタル部門」を設けるのが一番だと思われる。
もっとも現状をかえりみるに「授業のコマ数が足りない」「受験の点数に直接関係の無い科目を増やすな」「携帯を持っていない生徒がかわいそう、差別になる」などというクレームが相次ぎ、実際には「デジタル部門」の新設など到底無理だろう。と、なるとやはり学習塾ならぬ「デジタル塾」の登場を待つしかないのだろうか。
本日別項目で取り上げた「反復運動過多損傷(RSI:Repetitive Stress Injury)」などの話もあわせて教えることで、現在の教育のベースとなる知識、パソコンやインターネット、ケータイなどを総合的包括的に教える場として構築しえるはず。それこそ「試験には出ない、けれども非常に役立つ授業」として引く手あまたになることだろう。
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