【更新】麻生外相の諮問機関、「アニメ大使」「マンガ大賞」の創設を提言。誇れる日本の「匠」を世界へ発信

2006年11月10日 06:30

麻生太郎外相イメージ[産経新聞]が報じたところによると、麻生太郎外務大臣の諮問機関である【海外交流審議会】は11月9日、漫画やアニメなどの「ポップカルチャー」を通じて日本の情報発信力を強化するための報告書をまとめた。政府とアニメ製作者らによる「ポップカルチャー勉強会」の開催や「アニメ文化大使」の設置が柱だという。

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注目すべきは「ポップカルチャー」と定義されている、アニメやマンガによる日本の発信力強化について。これは漫画好きで自他共に認めている麻生外相自らの発案によるものだ。いわく、「外務省の官僚には逆立ちしてもできない」と自ら取り組む構えとのこと。

報告書は国際的に人気のあるアニメやゲームの作家、歌手などを「アニメ文化大使」として海外に派遣、現地で講演会やイベントの開催を提案している。また、内外の新進気鋭の漫画家を対象とした「日本マンガ大賞」(仮称)の創設なども盛り込んだとのこと。

【外務省】のページや【海外交流審議会の発表ページ】に今回の報告書が掲載されていないので詳細は不明だが(掲載されれば日を改めて報じる予定)、下記参照記事にもあるように、麻生外相の「そちら方面」での知識の豊富さはすでに多くの人に知られている。得意分野を「仕事」に活かせる展開となれば、まさに適材適所というところだろう。

日本発の情報発信力強化のために漫画やアニメを用いるのであれば、ぜひともその発信力が衰え衰退することなく、むしろ発展する後押しとなるよう、「現場」の環境改善がなされ、社会的・経済的により恵まれた状況になるよう、さまざまな支援体制を整えてほしいものだ。夢が無くては生きていけないが、飯が無くては生きられないのだから。

そして出来れば将来への希望がもてるようなシステム作りを「知っている」立場から構築支援し、「情報発信力」の底支えをしてほしいものだ。外務大臣には「お門違い」なのかもしれないが。


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(最終更新:2013/08/25)

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