大証、システム売買室をリニューアルして見学しやすいスタイルに
2006年11月07日 12:30
【大阪証券取引所(8697)】は11月6日、同証券取引所5階にあるシステム売買室をリニューアルしたことを発表した(【発表リリース、PDF】)。システム売買室は株式売買の状況がガラス越しではあるが見通せる人気施設で、大証ではリニューアルによって見学者が増えるのではと期待を寄せている。
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リニューアルのポイントは次の通り。
(1)ブルー(大証シンボルカラー)を基調とした配色とし、随所に大証英文社名、ロゴを配置
(2)打ち出の小槌(大証社章)をイメージしたオブジェを天井に配置し、株価の上昇を祈念
(3)売買取引を監視する社員がその担当商品、チームごとに集結し、適切に業務を遂行できるように配置
(大証の英文社名Osaka Securities Exchange の「Securities」は、株式のみではなく,デリバティブを含む様々な証券、商品を表している)
リニューアル成った大証のシステム売買室。まさに「ガラス張り」
大証への見学は【案内ページ】によると、団体・個人の見学が可能。時間が限られているので事前調査をする必要があるだろう。団体見学の場合には事前予約が必要になるが、案内担当者がつき、ビデオ視聴や質疑応答などのサービスがある。
最近取引所といえば【東京証券取引所】が何かと注目を集めている昨今、大証も負けじと一般投資家にアピールを行う一環として、今回システム部のリニューアルとその告知を行ったものだろう。注目を集めればそれだけ担当者のモチベーションも上がり、結果として業務への期待も高まるというもの。透明性の高い、まさに言葉どおり「ガラス張り」のシステム運用を推し量り、上場している各企業にも同じような運営をうながしてほしいものだ。
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