英ロンドン証取が東証と提携の申し入れ

2006年11月04日 18:00

株式イメージ【NIKKEi NeT】が報じたところによると、イギリスの【ロンドン証券取引所(London Stock Exchange)】【東京証券取引所】に対し業務提携を申し入れていたことが明らかになった。株価指数連動型の上場投資信託(ETF)を相互に上場することなどを打診している。東証側も協議に入ることで合意したとのこと。

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元記事によれば10月にロンドン証券取引所の幹部が東証を訪れ、それぞれの市場に上場しているETFの相互売買などを通じて投資マネーの拡大を目指すほか、株式売買システムの共同開発、新興市場向け市場の活性化策など包括的な提携の可能性の模索を提示した。

東証と海外証券取引所との提携話といえば【ニューヨーク証券取引所、東証に本格的な提携提案。株式持合いも示唆】【東証とインド、ジャスダックとダウ……相次ぎ手を結ぶ大手取引所たち】】にもあるように、アメリカの【ニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange、NY証)】やインド・ナショナル証券取引所など、多方面での提携話がここ最近の間に相次いで報じられている。今回のロンドン証取の場合は資本提携まで話は進んでいないが、かなり込み入った内容ではある。

今後株式取引をはじめとした証券取引も、グローバルな環境でのやりとりが模索されることになるのだろう。ただ今回の場合はむしろ、「東証が上場を目指して色々手を広げたいと考えている」「海外の証取が躍進著しいアジアに大きな拠点を設けたい。比較的システムが整備されている東証と手を結んで動いたほうが何かと便利だ」という思惑によるところが大きい。

将来、為替レートなどによる両替の手間も気にすることなく、一画面で東証を通じてヨーロッパやアメリカ、インドなどの株式を自在に売買できるとなれば非常に面白く、便利ではあるのだが……法律問題をはじめとたハードルは高いが、ぜひ実現を目指してがんばって欲しいものだ。

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