米ケンタでもトランス脂肪酸の使用を中止へ
2006年11月01日 06:30
[このリンク先のページ(Cnn.co.jpなど)は掲載が終了しています]が報じたところによると、アメリカのファストフード大手の【ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)】は10月30日、トランス脂肪酸(飽和脂肪酸)を含む調理油の使用を中止すると発表した【発表リリース】。
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欧米では特に、トランス脂肪酸は動脈硬化の原因となるコレステロールを増加させ、心臓病を誘発する可能性が指摘され、問題となっている。KFCの今回の発表はその「世間の声」を反映したもので、今後KFCでは全米のチェーン店でトランス脂肪酸を使わない大豆油の使用を開始する。2007年4月にはすべての調理油を切り替えるとのこと。
油を切り替えることで主メニューのフライドチキンやフライドポテトの味に影響はないとしているが、ビスケットなどの一部アイテムでは代替の調理油を探すことになる。
最近ではアメリカのディズニーもアトラクション内のレストランをはじめとした食事提供の場でトランス脂肪酸を使わないようにメニューを変更したり、[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]でも報じているようにニューヨーク市が市内のレストランでトランス脂肪酸の使用を大幅に制限する方針を打ち出すなど、「トランス脂肪酸」を巡ってこれを避ける動きが加速しつつある。
動脈硬化や心臓病、肥満などは日本でも問題視されつつある現代病の一つ。そう遠くないうちに欧米と同じような大きな動きが日本でも起きるようになるだろう。なお現在のところ日本のケンタッキーフライドチキンでは関連する動きは見受けられない。
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