mixiなどトラブル対策のための「CGMサポート研究会」を設立
2006年11月04日 10:30
【CNET-Japan】によるとSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)やブログなどといった、CGM(Consumer Generated Media、利用者側が書き込みなどでコンテンツを提供して新たな価値を生み出していくタイプのメディア)サービスにおける問題、トラブルを研究するため、CGMを運営している【mixi】などは2007年3月をめどに「CGMサポート研究会」を設立することを明らかにした。
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研究会を設立するのは5社1団体。具体的にはmixi以外は【魔法のiらんど】【はてな】【paperboy&co.】【関心空間】【ウィキペディア(管理者)】。著作権問題のオブザーバーとして【社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)】がつく。この研究会は基本的にはこれらの会社からの紹介のみで参加できるという、まさにSNS形式による会合となるが、研究会を正式に設立した後は広く参加を呼びかける方針。
すでにこの研究会の前身として、今年の春から「魔法のiらんど」が中心となり、GCM内で起きたトラブル事例の紹介や今後おきうるであろう問題とその対処を検討する座談会を月1ベースで開催していたとのこと。今回の研究会はその進化発展型となる。正式に「CGMサポート研究会」を設立したあとの方針については今後決めていく予定。
CGMはWeb2.0のスタイルの根幹を成すものとして注目を集め、何かと話題に登るようになったインターネット系のキーワードの一つ。しかしながら具体的に関連する事業者やグループがお互いに連絡を取り合ったり、意見を集約するといった、俗にいう「業界団体」のようなものはこれまで日本国内では姿を見せていなかった。
今回「CGMサポート研究会」が設立されることにより、CGMが本格的に認知され、普及しはじめていることが再認識されることになる。またそれと共に、今後CGM運営側が抱えるであろう問題の大きさを示唆するものでもある。
また、不特定多数の利用者の意思によってコンテンツが形成されるという観点では、ネットワークゲームとCGMの運営には共通点が多い。ネットワークゲームの関連団体との情報交換を行ったり参考にすることで、より効果的な行動ができることだろう。
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