mixi、圧倒的な優位を維持しつつも利用者伸び悩む
2006年11月21日 07:30
【ネットレイティングスが11月20日発表したところ(PDF)】によると、【ミクシィ(2121)】が運営するSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の【mixi】の利用者が圧倒的な優位の地位を維持するものの、利用者そのものは伸び悩んでいることが明らかになった。
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リリースによると「mixi」の10月における利用者は約520万人。先月比で8万人程度の増加に留まっている。また、ページビュー数や一人当たりの平均利用時間も先月比で減少した。その一方、SNSサイトというカテゴリでは一人勝ち状態が続いている。
mixiの利用状況推移(ネットレイティングス調査による)
リリースではこの状況について、「この伸び悩みは踊り場に差し掛かったわけではない。SNSそのものの認知度が低いためであり、今後まだまだ成長するものと思われる」とコメントしている。
一方リリースとは別に、ネットツールとしては世界的な権威の【Alexa】調査によると、mixiのアクセス頻度は急上昇のカーブを描いていたが2006年初頭を天井に、その後は一進一退を続け、事実上頭打ちの状態が続いている。
Alexaによるmixiの利用状況の変移
海外の大手SNSの日本参入や携帯電話におけるSNSサービスの実施により、リリースにあるように「SNSという仕組みの認知度が高まりmixiへの来場者が増える」のか、それとも「SNSへの来場層がライバルに奪われて現状維持、あるいは下降を示す」ことになるのか、現在の段階では判断しかねるというところだろう。
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