JOC、日本選手らのブログ発言を「解禁」へ
2006年11月10日 12:30
[このページ(Sankei Webなど)は掲載が終了しています]の報によると【日本オリンピック委員会(JOC)】は11月9日、国際総合大会に参加する日本選手団の選手や役員が、大会中に本人の公式ウェブサイトやブログの日記などで「個人的な見解」を公開しても問題ない、と発表した。
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JOCの公式サイトに正式な発表が記載されていないので詳細は不明だが、元記事によると五輪憲章では選手たちの「メディア活動の禁止」を定めており、アジア大会でもその規則に準じている。違反すれば資格認定を失う場合もあるという。
ブログなどにおける「個人的な意見」については明確な解釈がないため意見が分かれていたが、先のトリノ冬季五輪では「規制がかかる」という表現で事実上禁じていた。
その一方「違反ではない」ともとれる指針もあったため、ドーハ・アジア大会を機に再考察。JOCでは結論として「国際オリンピック委員会とも話し合い」、(1)利益獲得を目的としない(2)本人撮影の写真などを掲載しない などの条件で公開を認めたという。
つまり、何らかの形で広告が掲載されているものや有料閲覧サイトは不可ながら、ウェブサイトやブログの形で選手たちが自由に自分たちの考えや結果、大会の状況などを語ることが公式に認められたことになる。写真にしても「本人撮影」と決められていることから、随行者なり随行大会本部職員(それくらい仕事はしてもらわないと(笑))に撮ってもらった写真なら制限はクリアできる。果ては動画に至るまで公開が可能。
12月のドーハ・アジア大会からは、現場のナマの声がネットを通じて聞けるようになるだろう。また、JOC、マスコミ、有志のファン、誰でもかまわないが、「まとめサイト」的なもの、具体的には
・各選手のサイトやブログへのリンク集
・大会スケジュールとブログなどのリンク表示
・各サイトのRSSを取得して最新情報
・現在のプログラム進捗とそれらの結果情報
などの機能を含むものが登場することだろう。このようなサイトがあれば、オリンピックをより一層楽しく、胸ときめかながらネット越しに楽しめるに違いない。
……さすがに当方(不破)はそれほど知識も経験も興味もあるわけではないのでやらないが(笑)、手を挙げる人が必ずいるはずだ。そのような「行動力あふれる人」の登場に期待したい。
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