野村HD(8604)、お金の相談コミュニティサイト「マネデリカ」をオープン

2006年11月17日 19:30

マネデリカイメージ【野村ホールディングス(8604)】は11月16日、同社の100%子会社であるジョインベスト工房が、お金の相談コミュニティサイトであるマネデリカを一般公開したことを発表した(【発表リリース】)

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リリースによると「マネデリカ」は、お金にまつわる様々な疑問を解決するための利用者参加型コミュニティサイト。お金に関するあらゆる疑問や悩みを、同サイトの利用者コミュニティで解決するサイトを目指すという。会員同士が疑問や情報を共有して解決することで、造詣を深めていくコンセプトは今流行のCGM(Consumer Generated Media、利用者側が書き込みなどでコンテンツを提供して新たな価値を生み出していくタイプのメディア)スタイルのコミュニティを模索しているようだ。

「マネデリカ」の特徴としては、

・登録会員(登録料は無料)は、興味あるテーマについて、サイト上で「質問する」「回答する」「クチコミする」ことにより会員間で自由なコミュニケーションが可能。
・ 「増やす・運用する」「借りる」「備える」など7つに分類されたカテゴリについて、会員は発言を通じて、非会員は見ることにより、参加者全員が新たな知識と知恵を発見できる。
・ 各カテゴリの「クチコミ」では、テーマに応じた商品・サービスなどへランキング投票や評価コメントの投稿をしたり、見たりすることができる。
・ 質問・回答やクチコミ評価をした会員には「ポイント」が付与され、楽しみながら参加できる。


などがあげられている。

「マネデリカ」
「マネデリカ」トップページ。水色を基調にしたシンプルなデザインに好感が持てる

制作運営会社のジョインベスト工房社長の福井正樹氏は、「我々は、このマネデリカを皮切りとし、『つながる、ひろがる。』を合言葉に、自由な発想で新しいコミュニケーションサービスを次々と提案し、人と人とがつながるコミュニティを通して、マネーリテラシー向上のお手伝いをしたい。活況なコミュニティを創生することで、参加者のよりよいマネーライフ実現に貢献するとともに、そこから派生する新しいビジネススキームへのトライアルの場としたい」と抱負を語ったという。

実際「マネデリカ」のページを見てみると、検索系ポータルサイトの構成のような見た目をしており、意外なシンプルさがかえって好感を持たせてくれる。口コミの件数などが一覧で表示されるなど、CGMならではの仕組みもほどこされており、興味深いものがある。また、意見の書き込み(クチコミをする、相談に回答する)などの機能を利用すると、「ポイント」がたまるという仕組みもあり、モチベーションを高めさせてくれる(ポイントがどのような効用があるのかはまだ不明)。

現在はベータ版として運用しているとのことなのだろうか、問い合わせがメールフォームにすら対応していないなど、これから手を加えるべき箇所もいくつか見受けられた。また、今後例えば「最新の書き込み10件」「人気質問トップ10」などのように、意見のやり取りがリアルタイムで分かるような「動きの見える」演出が施されることだろう。

株式投資関係のコミュニティサイトは法人個人を問わず山ほど存在する。それらのライバルサイトを押しのけて「マネデリカ」が投資家らの注目を集め飛躍できるかどうか、今後の展開に期待したいところだ。

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