映画版『Halo:ヘイロー』、スポンサーが降りて製作延期へ
2006年11月06日 06:30
【AP通信(英語)】が報じたところによると、マイクロソフトと『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』の映画で著名な映画監督のピーター・ジャクソン(Peter Jackson)氏らは2008年の公開を目指して製作を進めていた、ゲームを原作にした映画『Halo:ヘイロー』の製作一時中止を明らかにした。『Halo』はマイクロソフトが発売している家庭用ゲーム機Xbox360・Xboxでヒットしているアクションシューティングゲームで、このタイトルのプロモーションとしても期待を集めていた映画なだけに、今回の製作一時中止という決定には肩を落とす人が多い。
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記事によると今回製作が一時的にも中止された理由としては、これまで映画の『Halo:ヘイロー』の製作・配給を担当する予定だった20世紀FOXとユニバーサル(Universal Pictures)が10月にこの映画の製作からの撤退を決定したため。要はスポンサーが下りてしまい金銭的な都合がつかなくなったため。2005年8月に結ばれた契約では、両社はマイクロソフトに500万ドルとチケットの売上の数%を支払う契約になっていた。
アメリカでは『バイオハザード』『トゥームレイダーズ』など派手なアクションを中心としたゲームが次々に映画化されて大ヒットを生み出しており、今回の映画版『Halo:ヘイロー』も同じようにヒットする大作になるのではないかとの期待もあった。また、『Halo』の最新作『3』は来年発売予定とされており、予定通りに映画が公開されれば映画とゲームのシリーズ最新作との相乗効果もあって大規模なヒットが望めるところだった。
それだけに今回の製作一時中止(新しいスポンサーがつかなければ単なる「中止」になってしまう)は、ゲームのファンだけでなく多くのアクション映画ファンにも残念な知らせといえるだろう。
(最終更新:2013/09/15)
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