コーエー(9654)、携帯コンテンツのデータ引継ぎサービスを発表。機種やキャリアを変えてもデータ引継ぎ可能に

2006年11月07日 06:30

【コーエー(9654)】は11月6日、同社の携帯向けコンテンツにおいて、キャリア(携帯電話の本体提供会社)や機種を変更しても、蓄積したゲームデータなどのユーザー情報を引き継げるデータ移行サービスを開始すると発表した(【発表リリースページ】)。10月24日からスタートしているナンバーポータビリティ(MNP)に対応するもので、多くのユーザーからの要望に応える形となる。

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リリースによると今回の「データ移行サービス」の利用に際し「GAMECITY市民登録(無料)」と「データ移行サービス対応コンテンツ上での移行手続き」(変更前のバックアップと変更後のデータ復元)が必要となる。

具体的な移行可能コンテンツは次の通り。

・ウェブゲーム
「武将」や「家宝(アイテム)」、累計名声などの各種履歴を引き継げる。
 対象コンテンツ: 『信長の野望』/『三國志』/『三國志2』

・着信メロディ、待受壁紙配信サイト、占いサイト
継続月数、親密度、想う心などのデータを引き継げる。
 対象コンテンツ: 『真・三國無双』/『戦国無双』/『アンジェリーク』/『遙かなる時空の中で』/『金色のコルダ』/『遙か★恋占い』/ 『KOEIメロコレ』


ナンバーポータビリティ制度ではキャリアを変更しても電話番号がそのまま使えるものの、コンテンツの引継ぎが行えないという弱点があった。特に着メロや待ち受け画像と共に、ゲームのデータが継続できないため、「せっかくここまでキャラクタを育ててきたのにMNPを利用したら一からやり直しになるから、キャリア(機種)を変更しなくてもいいや」という人や「キャリア(機種)を変更したからデータが無くなっちゃう。だったらこのゲームそのものを退会しちゃおう」と、MNPそのものやコンテンツへの関心を失ってしまう可能性が高い。

今回コーエーが提供したサービスは、それらのウイークポイントを克服するもの。具体的な方法や開始時期などの詳細は追って発表されることになるが、コーエーの携帯コンテンツを利用している人にはありがたい話なのはもちろん、同業他社にも似たようなサービスの提供をうながすきっかけとなることだろう。

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