【更新】製紙業界第二位の日本製紙(3893)、段ボール最大手のレンゴー(3941)と「連合」へ

2006年11月20日 06:30

株式イメージ[YOMIURI ONLINE]など各誌が11月19日までに報じたところによると、製紙業界第二位の【日本製紙グループ(3893)】と、段ボール最大手の【レンゴー(3941)】が、資本・業務提携を行う方針であることが明らかになった。週明けにも正式に発表する見通し。

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記事によると両社は、数%ずつ株式を持ち合い、原材料である古紙を共同購入したり、段ボールの原紙を加工工場に相互供給するなど、多数の面で協力しあうことを検討しているという。この提携が実現すれば、先のTOB騒動の結果段ボール事業をさらに強化できそうな製紙業界トップの【王子製紙(3861)】に対し、競争力を高められるというメリットがある。

段ボール事業のシェアにおいて日本製紙は現在6%しかないのに対し、王子グループは20%を超えている。そこで生産効率を高めたいレンゴーと「れんごー」ならぬ「連合」するという形で提携し、シェアのさらなる拡大につなげたいとしている。

先に「日本国内における大手同業他社への、初の敵対的TOB」が行われ、他業種で友好的・敵対的TOBが相次いで行われるきっかけとなったが、製紙業界ではいまだに熱いバトルが繰り広げられているようだ。原材料のひとつである原油高が小康状態の今、体制の強化と引き締めをしようというようすが容易に分かる。今後さらなる提携話が話題を呼ぶことだろう。

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