ウォーレン・バフェット氏の投資会社、第3四半期の純利益約3300億円と前年同期比の4倍増
2006年11月05日 07:30
【ブルームバーグ】が報じたところによると、著名投資家のウォーレン・バフェット(Warren Buffett)氏が率いるアメリカの投資会社【バークシャー・ハザウェイ(BERKSHIRE HATHAWAY)】は11月3日、2006年7月から9月の第3四半期決算を発表、純利益において前年同期比で27億7000万ドル(約3300億円)4倍あまりに拡大したことが明らかになった。
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記事によるとこれは前年同期の5億8600万ドルと比べ4.73倍におよぶもので、投資利益を除いた1株利益は1687ドルとなり、著名アナリストの予想1344ドルですら上回る結果となった。
今回利益が急上昇したのは保険料収入が拡大する一方、保険金支払いが減少したため。2005年のハリケーン「カトリーナ」による打撃から回復し天候も穏やかだっただけでなく、競合他社が逃げ腰だったのに対して積極姿勢を見せたのが幸いした。実際利益の半分は、保険と再保険部門があげている(63億6000万ドル)。
【世界で二番目のお金持ち、ウォーレン・バフェット氏が自分の財産の85%を寄付へ。その額370億ドル】にもあるように、同社の財産のほとんどはそう遠くないうちに各種財団へと寄付される予定になっている。今回の利益拡大により、ますます寄付される金額も増えることになるだろう。種銭が元々大きいとはいえ、27億ドルだの63億ドルだのと、想像もつかない金額を1四半期で稼ぐあたり、当方からは「やはり違うよな」という感想しか出てこないのが、一般人の思考センスの限界なのかもしれない。
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(最終更新:2013/08/25)
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