リリースによるとローソンでは2005年に顧客から「未来のコンビニを考えよう」をテーマにしたアイディアを募集。その最優秀賞に選ばれた「子育て応援コンビニ」を元に社内プロジェクトチームを発足。7月には「ハッピー子育てプロジェクト」と称して、絵本の主人公「ミッフィー」の作者ディック・ブルーナとも提携してミッフィーをプロジェクトのシンボルキャラとすると共に、子育て応援に関する声を募集した。今回の実験店舗オープンも、その一連の流れを組むものになる。

実験店舗の場所は東京都中央区日本橋室町2-2-1(三井第三別館跡地)。このオープンを記念し、11月18日から「ハッピー子育てプロジェクト」のミッフィー絵皿プレゼントキャンペーンを実施する(シールを集めると絵皿やグッズプレゼントなどの挑戦権が得られるもの。詳細はリリース参照)。

ローソンではこの実験店での経験を活かし、今後の子育て応援に対する取り組みを広げていくとしている。

100円ショップなどの小売新規参入勢力の攻勢に押される形のコンビニ大手も、色々な手法で新たなビジネス展開を模索している。常に変わりつつある顧客のニーズに応え、手持ちの事業をさまざまな形に変化させ対応させていくのは、見ていて楽しいし非常に興味深く、期待させるものがある。それはまさに「生物の進化」を見ているようでもあるからだ。

ローソンによる「子育てコンビニ」がどのような形の「提案」なのか、具体的な展開に期待したいところである。

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