公取委、景品の上限額を2倍に引き上げ。無料来店プレゼントは200円までに
2006年11月25日 10:00
【公正取引委員会】は11月24日、商品の購入者や来店客にもれなく提供される景品の上限額を従来の2倍に引き上げる方針を決定した(発表リリース、PDF)。意見を集約した上で景品表示法を改正し、2007年の春に施行予定。来客するだけで配る「無料配布」では従来の100円以内の制限が200円以内となる。
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改正案では
・取引額1000円未満(購入をせず単に来店した客への提供も含む)……200円まで
・1000円以上……取引価額の20%
としている。
改定理由について公取委ではリリースの中で、「景品が高すぎると競争が有効に働かないので消費者の利益が損なわれる。しかし最近では値引きが活発化したのと、景品とセット販売、値引きの区別がつかなくなるなど状況が変化しつつあり、景品の過度の規制は不適切」とし、規制を緩和することとしたとのこと。
200円以下となると、これまでは無料配布の規制にかかり配布できなかった一般の缶ジュースなども配布対象になりうる。今後各種イベントでの景品で、さまざまな競い合いが生じそうである。
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