ミクシィ(2121)、mixi内の名前公開を制限へ
2006年11月11日 08:00
【asahi.com】が報じたところによると、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の【ミクシィ(2121)】は11月10日、同社が運営している【mixi】において、現在全登録会員に公開されているそれぞれの会員の実名公開範囲を、当人が希望すれば知人だけに制限できるシステムの導入を12月にも行うことを明らかにした。同日の中間決算発表の席上で発表した。
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今回の「実名の公開制限」は、会員のパソコンがファイル交換ソフトのウィルスに感染した際にSNSでの個人情報が流出したという問題が発生したため、それに対処するためのもの。
これまでミクシィではmixi内で「本名を公開しましょう。あなたを知っている人が声をかけてくれるかも」という形で、会員登録の際に実名を登録するメリットを呈すると共に、「実名登録しているから匿名性による危険性は無いよ」ということをアピールしてきた。しかし今回の決定では、利用者の不安を取り除くことを優先させた。
実際mixi内の新機能リリース発表ページでも、
●11月10日実施
・ログインパスワードの文字数を最長64文字まで設定可能
●近日実施予定
・氏名欄、性別欄の公開レベル設定
※「全体に公開」「友人の友人まで公開」「友人まで公開」から選べるようになります。
といった発表が行われている。
せっかく上場で大量の運転資金を手に入れたのだから、この資金を元手に開発部門を充実し、mixiの安全性の確保や機能の充足にいっそう励んでほしいものである。むしろ本来は、そういうことをするための上場であるはずなのだから。
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