【更新】11万5000枚ものニセ遊戯王カード販売未遂罪でメキシコ人が起訴(アメリカ)
2006年11月23日 13:00
[YOMIURI ONLINE]によると中国から輸入した日本の人気漫画「遊戯王」の偽造トレーディングカード11万5000組を販売しようとした罪で、アメリカのロサンゼルス在住のメキシコ人男性がアメリカの検察当局に起訴されていたことが11月21日までに明らかになった。
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当局によると押収されたニセ遊戯王カードはホンモノならば約110万ドル(約1億3000万円)の価値がある。起訴されたのはルイス・ロペス(Luis Alfonso Lopez Canche)被告(37)で、地裁において21日罪を認めたという。同被告は2004年11月から2005年2月にかけて当局の覆面捜査官の求めに応じ、韓国系の業者が中国から輸入した偽造カードを販売しようとした。
現地などの報道記事([CBS])によれば、上記期間のあいだではなくそれぞれの年月の計2回にわけて、おとり捜査による取引が行われ、その後に行われたロペス容疑者の「仕事場」から、偽造カード110万ドル分が見つかったという(本記事で掲載しているイメージカット的な写真はすべてホンモノ)。
「遊戯王」は世界中で数十億ドルもの売上をあげている世界でもトップクラスのトレーディングカードゲームのひとつであり、アメリカでもトップセラーのひとつとなっている。
ロペス容疑者は最高で懲役10年、罰金200万ドルが科せられるとのこと。
カードや切手など小型の印刷物系な趣味の対象物となる物品は、持ち運びがしやすいことから密輸による犯罪が行われやすい。今回は特に「中国で作って」「韓国系業者が輸入」するという、日本でもよく見られがちな、困った方面での「ワールドワイドなコラボレーション」によるもの。たとえアメリカでの出来事だとしても、他山の石として注意すべき話だろう。また、アメリカでの事例のように日本でも、たとえゲームのアイテムだったとしても高額で取引されているのなら、その対価に従いペナルティを検討すべきである。
(最終更新:2013/09/02)
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