愛知県警、防犯ゲーム「キッドナップクエスト」を制作し子どもの防犯意識向上を模索
2006年10月27日 06:30
【Mainichi INTERACTIVE】によると【愛知県警】は子どもの防犯意識を高めるためのパソコンゲーム「キッドナップクエスト」を製作、今月下旬から愛知県内の小学校全985校に配布する。子どもの連れ去りを防ぐためのもので、「キッドナップ」とは日本語で「誘拐」を示す。
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記事によるとこの「キッドナップクエスト」は下校時や塾に向かう途中、公園で遊んでいるときなどの場面で不審人物によって連れらされないための行動を選択し、進めていくという内容になっている。主人公はプレイヤーこと児童自身で、具体的には主人公が街で不審人物から「ゲームで遊ばないか?」などと声をかけられ、そのときの行動を「ついていく」「ようすを見る」「逃げる」など、ロールプレイングゲームにもよく見かけるような選択肢の中から選ぶというもの。
「キッドナップクエスト」に登場する人物は6種類で、声をかける内容は過去に起きた事件を参考に製作されているという。適切な行動をプレイヤーが選ぶとメダルを獲得でき、そのメダルが5枚集まるとゲームクリア。一方不適切な行動を選ぶと主人公が不審人物に連れて行かれてしまうという、言葉どおりの「ゲームオーバー」な展開となる。そして間違いの理由や注意事項が表示されるとのこと。
愛知県警のサイトでは主要メニューに振りがなが振ってあったりイラストが多用されてたり、果ては名古屋テレビにおいてテレビ番組「解決ポリスズバリ!」を放送したり、パトカーのペーパークラフトデータを提供するなど、さまざまな点で子どもを意識したつくりになっている。全体的に見ても好感の持てる内容だ。
今回の「キッドナップクエスト」の紹介・発表リリースが無いのが残念だが、公式サイトの気合の入れ方から見て、期待はできるかな、という気もする。簡単なつくりなら学校の授業教材としてだけでなく、FlashやJavaなどに落とし込み、ブラウザ上やケータイで、多くの人の目に触れるようにしてほしいものだ。
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