内閣府、公式サイト上で少子化対策意見を募集開始
2006年10月25日 06:30
【内閣府】は10月24日、公式サイト上で政府が進める少子化対策について意見を募集するコーナーを開設した(【該当ページ】)。少子化対策に国民の声を吸い上げた上で反映させるのが狙い。
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元々内閣府をはじめとする官公庁では公式サイト上で「パブリック・コメント」という形で意見を募集して、国民の声を聞くというシステムがある。今回は特に「少子化対策」という稀有な特定項目に関する特務大臣として少子化対策担当大臣が新設されて高市早苗大臣が任命されたこともあり、意気込みを示す意味も含め、今回のようによりダイレクトな意見募集となったようだ。実際、質問ページでも大臣は
「私は、まず、子どもを安心して生み、育てやすい環境を整備するため、既に実施されている施策について、運用面で改善すべき点はないかについて、みなさまから直接ご意見を伺いたいと思い、このホームページ上で少子化に関するご意見を募集することとしました」
とコメントしている。
第一回目のテーマは「出産育児一時金など、出産時の経済的負担について」と「不妊治療について」。寄せられた情報の中で明らかに改善が必要と思われる点については、大臣から関係省庁や地方自治体へも通達し、検討を要請することにしている、とコメントしている。
実際にどの程度真剣に取り組んでくれるかは今後の活動を見てみないと分からない。が、少なくとも意気込みだけは評価してもよさそうだ。出来れば寄せられた意見について逐次解答を掲載していくなりしてさらに意見を求めるというように、CGMライクのような運営を行うと面白くもあり、有意義な討議ができると思うのだが、どうだろうか。
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