アメリカアマゾン、自動車部品やアクセサリの専門コーナーを新設
2006年10月25日 06:30
先に【米IBM、特許侵害で米アマゾンを提訴へ】で少々触れたがアメリカのアマゾンは10月23日、自動車部品や自動車のアクセサリを販売するコーナー【Automotive Parts and Accessories Store】を新設すると発表した(【発表リリース、英語】)。自動車の利用者に向けた、さまざまなサポート用品を提供するコーナーで、中古や新品、リサイクル部品など、大手製造メーカーのパーツを100万点以上も提供する。
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今回新設される「Automotive Parts and Accessories Store」の特徴は「Part Finder」という機能にある。自動車の製造年とモデルを入力すると、探している部品を容易に検索できるというものだ。既存のアマゾンの仕様をフルに活かした形となる。
提供される部品などはActron、Fram、Holley、Hurst、K&N Engineering、Lund、Meguiar's、Raybestos、Schumacherなど大手メーカーからだけでなく250以上もの独立小売業者からも供給される。
Automotive Parts and Accessories Storeのトップ画面。あまりにもコンテンツが多すぎて縦長に過ぎるところがアマゾンらしい
アマゾン・ドットコムのAutomotive部門を担当している副社長のSteve Frazier氏は
自動車の見た目や性能の向上に熱心なカーマニアに向けてはもちろん、ごく普通の自動車整備用品を探している一般の利用者に向けても、私たちは対応できるような幅広い分野での商品を用意しました。
("We're providing a broad selection of products for auto enthusiasts, who are passionate about the appearance and performance of their cars, but also making the Automotive Store convenient for the everyday motorist who is looking for basic car care and maintenance items,")
アマゾンにおける選択と便利さ、そして安さという原則は、オンライン市場におけるこの自動車部品・整備用品という分野でもお客様のお目にかなうことでしょう。
("Amazon's core principles of selection, convenience and low prices will help us meet the needs of this growing segment in the online marketplace.")
と語っている。
アマゾン副社長氏の言うとおり、ネットワークビジネスの分野ではある程度しっかりとした基本システムさえ構築できてしまえば、あとはそれを色々な方面に応用することで、多種多様なサービスを提供することができるようになる。そしてそれこそが「アマゾン・ドットコムが”気が付いた”新時代のビジネスのヒント」に他ならないのだろう。
ちなみに、日本では個人向け自動車部品やメンテナンス用品のニーズがアメリカほどあるとは思えないのでビジネスとして成立するかは微妙なところ。さらに「日本語化待ち」のジャンルはいくつかひかえており、今回開設された自動車部品・アクセサリコーナーが日本のアマゾン・ジャパンにも登場するかどうかは未知数といえよう。
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